「トランプ会談」仕切り直し 自信暗転、石破首相に痛手
日本側がトランプ氏と就任前の会談を目指したのは、安倍政権時代の「成功体験」があったからだ。安倍晋三首相(当時)は2016年の大統領選後、各国首脳に先駆けてトランプ氏と会談。大統領選中に在日米軍撤退まで示唆していたトランプ氏といち早く親密な人間関係を築いた。
その再現を狙った石破首相は7日の初の電話会談で、早期の対面会談を調整することを確認。南米からの帰途に米国に立ち寄り、会談に臨む日程を描いた。臨時国会の召集を25日から28日にずらしたのも帰国の遅延に備えたためだった。外務省幹部は「可能性は結構ある」と語っていた。
しかし、調整は難航した。日程が決まらないまま、首相は14日に外遊に出発。首相周辺は「外遊中も調整を続ける」としていたが、米側から色よい返事はなかった。首相は16日、記者団に「給油のためにロサンゼルスに寄るが、その際に会談の予定はない」と表明せざるを得なかった。
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