世界一奪還を目指すが放映権はいまだ決まらず
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月14日にMS&ADカップ・パナマ女子代表戦(宮城/ユアテックスタジアム仙台)を経て、W杯の本戦に突入。世界一の奪還を目指す大会では7月21日にザンビア女子代表戦、26日にコスタリカ女子代表戦、31日にスペイン女子代表戦に臨む。そのなかで、テレビ放映権が決まっていないことについて、田嶋幸三会長が説明した。<中略>
さらに、各国が同じような状況に陥っているという。
「今回、まだ放映権ができていない国が日本だけでなく、日本、中国、ドイツ、イングランド、スペイン、イタリアも強豪国が結んでいない。アメリカ、それから韓国、これはどのような契約をしたか分からないが、カタールW杯で契約したと聞いている。放映権が日本の市場価値と結びついていない。放映する局が決まっていない放映されるかどうかわからないことには大きな懸念を抱いています。先週、イスタンブールでドイツ協会とこの話をしたが、全く同じ状況。FA各国協会がそれに関わることは今までもしていないし、関われない。そこはFIFAとテレビ局がやっている」と、放映権と市場価値のアンバランスさが問題を引き起こしていると指摘した。
よって、不透明な状況のまま本大会まで残り1か月となってしまった。
「進捗状況としては動いていない。つい最近もFIFAが日本や中国を訪れたと聞いているが、詳しい交渉状況は聞いていない。聞かされたのは決められていないこと。つまり隔たりがある。どういう形であるか別にしても、解決していただき、多くの国民の皆さんに見て、応援していただけるように望んでいる。我々ができることがあるとしたら何があるか、そのことも含めて考えていきたい」と、明かした。
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