<ココカラ>釧路市中心部の再開発、にぎわい戻る? 「街中テナント募集中だらけ―」の投稿に8万いいね 解決策考える「ツアー」も
釧路、ヤバイヤバイと噂には聞いていたけど、想像を絶するぐらいヤバかった。街中テナント募集中だらけ。 pic.twitter.com/VtZkj8DHXb
— りーべ (@Ribe_19) May 31, 2022
「うわさには聞いていたけど、街中テナント募集中だらけ」―。ツイッターで今月上旬、釧路市中心部の状況をつぶやいた投稿が議論を呼んでいる。この投稿への「いいね」は8万回にも上り、全国に拡散。ココカラ取材班にも市中心部の現状や課題が知りたいという声が相次いで寄せられた。現時点で釧路市は、JR釧路駅の高架化事業を中心部再開発の呼び水にする計画を進めているが、賛否は交錯。市民からは行政任せではなく、空きビルを巡ってマチづくりについて考えてもらう「廃虚ツアー」の動きも出ている。
かつて「道東の玄関口」と呼ばれた釧路駅周辺。駅を出て真っ先に目に飛び込むのは老朽化した空きビルだ。市の調査では計31棟の空きビルが確認された。
疲弊する中心部ににぎわいを取り戻そうと、市が計画を進めるのが、釧路駅の鉄道高架化事業だ。線路で南北に分断された中心部の利便性を高める狙いがある。事業費は市の概算で168億円に上る。このうち国や道の補助額を除くと、市の負担は56億円。巨額の公共投資に見合う効果が得られるかは見通せず、市民の意見は割れている。
市の計画では駅周辺に公共施設を移転させ、駅前の北大通の歩道を拡張。飲食店やアウトドアショップが入居する商業施設の整備なども想定する。くしろ北大通商店街振興組合の佐藤公一郎理事長(45)は「公共施設の移転などが実現すれば民間の投資も活発化する。駅前再生には高架化が必要だ」と期待を寄せる。
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