ロシア軍待ち構えるキエフは「要塞化」、防衛の決意固い市民
ウクライナ・キエフ(CNN) ロシア軍のウクライナ侵攻部隊が近くに迫っているなかで、首都キエフでは住民が防御網の強化に加わり、武器を手にして見張りに立つ役目などを担って「要塞(ようさい)化」を進めながら、市内への侵入を待ち構える様相となってきた。
南からキエフに通じる高速道路を囲む森の中には塹壕(ざんごう)が深く掘られ、道路沿いには大きな金属材を使った戦車を阻む障害物が並ぶ。全ての出口には砂袋やコンクリート破片を積んだ封鎖手段が準備されている。
市中心部に近いほど防衛網はより手厚く、検問所では軍兵士らが目を光らせ、戦車や武器もキエフの主要道路に沿って配備されている。巨大な国旗が揺れる名所の「独立広場」はもはや要塞だ。複数の広場は軍車両の出動拠点となっており、カフェやしゃれたレストランなどが建ち並ぶ商業地区の境界線には砂袋などで出来た障壁が築かれている。
普段は交通情報や広告を伝える電子掲示板には今や、北大西洋条約機構(NATO)に対して空域閉鎖を求め、「ウクライナに栄光あれ」の字句が流れている。
自らの街を守ろうとする住民の決意は固く、士気も高い。通過していく車に指で勝利のサインを示す姿も見られる。
厳しい寒さに襲われているが、多くの志願者は十分な防寒対策を講じているとは言いがたい。普通の民間人の服装に長めのコートやトレパンを着用しているのが目立つ。狩猟用のズボン姿も目につく。志願者の全員が武装しているわけでなく、自動ライフル銃や大型の刃物を所持しているのは一部だけだ。
1カ所の検問所に詰めていた男性はCNNの取材に、4時間のシフト番を務めていると説明。寒さで顔は赤かったが、「問題ない。寒いだけだ」と述べた。地元住民がスープなどを差し入れしてくれるとも明かした。
ウクライナ軍の参謀本部によると、ロシアの侵攻が始まった後の最初の2日間で領土防衛隊に加わった志願者は約4万人。予備役兵も含め武器を手にすることを促した際には1万8000人がこれに応じたという。
全文はこちら
https://www.cnn.co.jp/world/35184717.html