田んぼ横のあぜ道や踏切のすぐ近くに、車が絶え間なく並んでいる。鉄道写真を撮るために集まった“撮り鉄“と呼ばれる人たちだ。
沿道に突然現れた人が、少しでも近くで撮るため、ガードレールを超えて土手下の線路近くまで集団は迫っている。中には脚立の上に立ち、3メートル程の高さでカメラを構える人や、踏切のすぐ横に陣取る人もいる。
“撮り鉄”たちのお目当ては「津軽」と呼ばれる急行だ。この日、3年ぶりに秋田駅から青森駅間で臨時運行されたという。
「ぱっと見50人くらいで、鉄道ファンの方が、カメラを構えていて車内もちょっとどよめいていた。(車を)あぜ道にとめているとは思うが、あぜ道というのは農作業者や軽トラックや地元住民が通るような場所なので、あまりよろしくないかなというのはある」(撮影者)
さらに、マナーを守らない行動がSNSで炎上した。「楽しんだあとは、片付けくらいしっかりやらないと…」こんなコメントと共に投稿されたのは、ペットボトルなどのゴミだった。〝撮り鉄“たちが帰ったあとは、ゴミが散乱していたという。他にも、私有地に無許可で侵入して撮影したとして、警察が出動するトラブルも発生した。
https://times.abema.tv/articles/-/10030405