「禁止」看板が公園に24枚乱立した問題 ではどうすればいい? 読者の皆さんと一緒に考えました
東京都練馬区の禁止看板だらけの公園を本紙「ニュースあなた発」で紹介したところ、多くの反響が寄せられた。そこで読者と一緒に考えた。どうすれば皆さんが楽しく過ごせる公園になると思いますか—。(須藤恵里)
練馬区公園の禁止看板 東京都練馬区が管理する「いずみの里公園」では2017年の開園から6年間で、禁止事項などを記した看板が24枚も乱立。本紙は2月20日朝刊で「注文の多い公園楽しめますか」との見出しで報じた。区議会でも議題に上り、担当者は「苦情への対応に苦慮しており、やむを得ず看板で注意喚起している」と述べた。
◆規制だらけに疑問 一方で節度欠く利用に困る住民も
江東区で生まれ育った女性(63)は「最近、目の前の公園でも禁止看板十数枚が続々と立ち始めた。これも時代の流れなんですか」と驚く。神奈川県鎌倉市の原均さん(71)も「近所の公園はあれもダメこれもダメで、ベンチに座ることしかできない。寒い日は誰もいない。誰のための公園か疑問だ」と規制だらけの公園に異を唱える。
一方、節度を欠く利用で困っている住民もいる。
豊島区の50代女性は「サッカー禁止なのに、子どもたちが金網やごみ箱にボールをけり続ける。音や振動がひどく、精神的に疲れる」と困り果てる。
「騒音のあるそばに住んでみて、そのつらさが分かるもの」と看板設置に理解を示すのは、ペンネーム「華蘭からん」さん(65)。「今はへたにしかるとトラブルになりかねない時代。看板を立てるのも仕方ない。せめて看板を見て相手を思いやることを学んでほしい」
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/240338