米病院で新型コロナ集団感染、「脱マスク」3週間弱で再び着用義務化
米医療保険大手Kaiser Permanente(カイザーパーマネンテ)が運営するカリフォルニア北部サンタローザの総合病院で、マスクの着用を義務づける規定を撤廃してから3週間足らずで何が起こったかわかるだろうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染だ。そして、病院はマスク着用義務を復活させた。<中略>
なぜ「こうなることはわかっていた」のか。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染予防策をいきなり解除して、すぐに新型コロナの集団感染や感染急拡大が起きるというのは、2021年春以降、何度も繰り返し起きていることだからだ。
ここ数週間、米医療施設ではマスク着用義務を全面解除するところが増えているが、これは4月20日に医療・科学の専門家の多くがツイッターの青い認証マークをいっぺんに失ったのとどこか似ている。医療施設というのは、具合が悪いとき(つまり病気かもしれないとき)に行く場所であり、そういうときは免疫力が低下している。免疫力が低い人が新型コロナウイルス感染症にかかるとどうなるだろうか。大丈夫なわけがない。結局のところ、一部の政治家がどう主張しようとも、新型コロナのパンデミックはまだ終わっていないのだ。そして、重症化しやすい人々を感染から守る方法に関する明確な国家計画もいまだ存在しない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c2be83448a4694e970ce0aef8a5bd6f2fb4bdcd

