1:名無しさん


インドネシアの島々に暮らす先住民「バジャウ(Bajau)族」をご存じでしょうか?

彼らは”海の遊牧民(Sea Nomads)”と称されるように、素潜りを得意としており、潜水によって食料や天然資源を採集しながら生活しています。

また、一般人なら水中で息を止めていられるのは長くても2~3分でしょうが、バジャウ族は水深70メートルまで軽々と潜り、15分以上も留まっていられるのです。

この脅威の能力に注目したデンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の研究者は2018年に、バジャウ族の人体と遺伝子サンプルの調査を実施。

その結果、民族全体が遺伝的に”潜水に特化した体”へと進化していたことが判明したのです。

これはヒトが水中生活に遺伝適応したことを示す世界初の事例となっています。

本研究は、2018年4月19日付で科学雑誌『Cell』に掲載されたものです。

1000年以上の海上生活で「潜水」に特化した体に進化!

バジャウ族は、1000年以上前から東南アジアの海域を家船で移動しながら、素潜りで生計を立ててきました。

バジャウの成人男性の中には、ヤリと木製ゴーグルだけを身に着け、水深60~70メートルの深さで10分以上も狩猟採集できる人がざらにいます。

物心つく頃から水中で過ごしているので、幼い子どもでも普通に水深10メートル以上を楽に潜れるのです。

こちらはバジャウの子どもたちが海で潜水する様子。



ヒトは誰でも、冷たい水中に体を浸すと自動的に「潜水反応」が起こります。

これは心拍数が低下し、血管や脾臓(ひぞう)が収縮する反応です。

この脾臓が収縮することで、酸素を含んだ赤血球が血中に放出され、体内の酸素量が最大9%も増加し、水中環境で長く息を止められるようになります。

つまり、脾臓が大きいほど、水中に長く潜水できると考えられるのです。

動物研究でも、ほとんどの時間を水中で過ごす南極のウェッデルアザラシは、他の臓器に比べて、脾臓が不釣り合いに大きいことがわかっています。

そこでコペンハーゲン大学のメリッサ・イラード(Melissa Ilardo)氏は「潜水を得意とするバジャウ族にも脾臓に何らかの変化が起きているのではないか」と考え、現地に赴いて調査をすることにしました。

イラード氏は、インドネシア中部スラウェシ州に属するジャヤ・バクティ(Jaya Bakti)を訪問し、バジャウの人々と数カ月生活をともにして信頼を築き、仲を深めた後、本格的な調査を開始。

ポータブル超音波画像診断装置でバジャウ族の脾臓を撮影し、唾液検査キットでDNAサンプルを採取し分析しました。

またイラード氏は、バジャウ族と遺伝的に近いが、陸上生活者である近隣のサルアン(Saluan)族の人々からも同様のデータを集めています。

その結果、バジャウ族の人々の脾臓は、サルアン族に比べ平均して50%も大きいことが判明したのです。

しかも、バジャウ族の脾臓の肥大化は、日常的な潜水者だけでなく、潜水をしない人々でも確認されました。

つまり脾臓のサイズ変化は、潜水習慣による(個々の)可塑的反応ではなく、民族に共通の遺伝的な適応であると言えます。

https://nazology.net/archives/117869

 

7:名無しさん


ウォーターワールドは実在した

 

9:名無しさん


バジャウ族に水泳の英才教育したら水泳のメダリスト大量獲得出来そうだな
息継ぎ無しで泳ぎきれるじゃん

 

164:名無しさん

>>9
潜水で200m泳ぎ切れるんだよな
ルール無しなら最強すぎる

260:名無しさん

>>9
水泳と潜水の能力は違わない?
現状潜水能力を競う競技がないからいまいち活かせない

11:名無しさん


メダル総なめ?

 

18:名無しさん


本当ならギネス記録余裕だな

 

133:名無しさん

>>18
調べれば分かるけどこのくらいじゃギネス記録の足元にも及ばない
ギネス記録はもっとヤバい

189:名無しさん

>>133
調べたけど素潜りで214mとか人間業とは思えんわ

20:名無しさん


これもう半分人魚だろ

 

22:名無しさん


水掻きできてそう

 

23:名無しさん


動画すげえな
子供の遊びでこれかよ

 

27:名無しさん


そもそも70メートルも潜る必要あるのか
魚とか貝とかその辺の浅瀬にいくらでもいそうなのに

 

37:名無しさん

>>27
毎回潜る訳じゃ無いだろ
恐らく深く潜る理由はでかいハタとかタコ、貝類取りたいんだろうし
もしかしたら高く売れる珊瑚目当てかも知れないけど

38:名無しさん


海の中でも地上にいる時のような視力を持ってるモーケン族ってのもいたな

 

43:名無しさん


人間、必要に応じて適応して凄い能力を身につけるものだな

 

63:名無しさん


ロシアのシンクロナイズドスイミングの選手を調べた研究者が脾臓?が第2の肺の役目をしてるとかテレビでやってたな

 

65:名無しさん


水圧耐性はどうなの?
普通、酸素ボンベしてても水深70mなんて10m刻みで数時間掛けて潜り、浮上も同じくらい時間掛けて浮上する

 

69:名無しさん

>>65
水中で呼吸しないから大丈夫とかじゃない
素潜りはそんな感じだったかと

73:名無しさん

>>65
減圧操作が必要なのは、加圧空気をそれなりに長時間呼吸するから
フリーダイビングの世界大会でも減圧とかしないよ

71:名無しさん


プロダイバーが40メートルのプール潜る動画有るけど
見てるだけで窒息しそうになる

 

80:名無しさん


15分はやばいな
未来少年コナンだわ

 

81:名無しさん


10分以上ってのはちょっと信じがたいな

 

96:名無しさん


刃牙の死刑囚編で居たな
あれより凄いのか
ときとして事実はフィクションを凌駕する

 

99:名無しさん


知り合いがよく素潜りで獲った魚をくれる
そいつも相当潜れるけど5分程度だと言ってた
15分とかバケモノだな

 

106:名無しさん

>>99
5分でもすごいよ 一般人は1分くらいだろ

100:名無しさん


進化というか適応変異だな
宇宙で長く滞在して適応してる宇宙飛行士みたいに一つの環境に適応すると
もう一方の環境では速く走れないとかデメリットがありそうだが

 

114:名無しさん


重りを付けずに下に泳げるのは凄い

 

176:名無しさん

>>114
体脂肪率一桁台ぐらいで普通に沈むよ
もうちょっとあっても息を吐けば沈むし、10mも潜れば肺が縮んで沈むようになる
息を吐いても沈まないのは、ちょっと太り過ぎかな

179:名無しさん

>>176
素潜りは二度と浮き上がれなそうな感覚に襲われてちと怖い

128:名無しさん


陸上で息を止められる時間は普通の人と同じだったりするの?

 

153:名無しさん


水深3mで10秒がやっとやな
想像以上に水圧すごいわ

 

160:名無しさん


息を止めるだけなら15分くらいいける奴は
ここにもゴロゴロいるだろうけど体動かして
筋肉にも酸素消化させながら15分はキツいわ

 

170:名無しさん

>>160

15分なんて絶対できねーよ、常人は

193:名無しさん


人間て思ってる以上に環境への適応能力高いんだろうな