1:名無しさん


どれだけ不合格になっても、官僚になるのを諦めきれない―かつての科挙のような光景が、現代中国で蘇りつつある。民間就職を拒否した「プロ子ども」たちは、いつまで叶わぬ夢を見続けるのか。

「ニート」と「プロ子供」は違う⁉

 成人後も親と同居する独身者「パラサイト・シングル」。日本では少子化の要因とも言われるが、同じく問題となっているのはお隣の中国だ。

 「そういう若者がいるのは知っていましたが、まさかうちの子が『プロ子ども』になるなんて……」

 中国有数の大都市・天津のマンションに住む李さん(40代女性)はため息を漏らした。「プロ子ども(全職児女)」とはここ数年の間に中国でよく使われるようになった流行語だ。働ける年齢になっても仕事につかず、アルバイトもせず、親からおこづかいをもらって生活している子どもを指す。

 となると、ニートと何が違うのか。プロ子どもたちが集まるネット掲示板「プロ子ども業務センター」では、自分たちを次のように規定している。

 「労働から離れた若者が父母と同居し、家事労働を提供するかわりに経済的支援を取り付ける。同時に勉強を続け、目標となるキャリア、すなわち公務員試験、公共機関職員試験の合格を目指す」

 親や祖父母のすねをかじる公務員試験の浪人生にしか見えないが、そこには奇妙なプライドがある。ただ養ってもらっているのではない。家事労働の対価をもらっているのだ、と自己正当化している。

 李さんの話に戻ろう。彼女は地方国有企業の社員食堂マネージャー。夫は公共機関、日本で言うところの第三セクターの職員だ。

コロナ禍で人生計画が崩壊

 夫婦ともに高卒ながら、「鉄飯碗」(鉄でできた決して割れない茶碗、転じて絶対にクビにならない公務員を指す)の堅い仕事につき、幸せな家庭を築いてきた。気がかりなのは息子の進路だ。成績優秀ではなかったものの、夜遅くまで塾に通い猛勉強の末に、地元の大学に入学できた。名門校とまでは言えないが、両親より良い学歴を手にしたわけで、きっと幸せな人生を歩めると夫婦は大喜びしたという。

 そんな算段を狂わせたのが新型コロナだ。

 息子が大学を卒業したのは’20年6月のこと。当時、コロナ禍の影響は大きく就職戦線は厳冬だった。景気が良くなるまで待ったほうが良い企業に就職できると考え、大学院進学を決めた。中国政府も’20年に大学院定員を一気に18万人以上も引き上げ、進学を就職難緩和の手段と位置づけた。

 2年も待てば景気も就職も元通りになるはず……ところがこの目論見は外れてしまった。コロナが蔓延した昨年は上海を皮切りにロックダウンが頻発。

 今年こそは回復するかと思いきや、不動産危機にデフレの兆候、輸出不振と中国経済はさんざんだ。若年層失業率(16~24歳)は今年6月、21・3%を記録した。李さんの息子が大学を卒業した時点では14・8%だったから、ひどく悪化してしまったわけだ。政府にとってあまりに都合の悪い数字だったのか、8月から発表中止となった。

 「えり好みしなければ仕事はある。若者は甘えずに、若いうちの苦労は買ってでもせよ」というのが中国政府の言い分だが、「なにも高給な仕事について欲しいわけじゃない。せっかく大学院まで進んだのですから、安泰な仕事について欲しいだけなんです」と李さんは嘆く。

 彼女が言う安泰な仕事こそが公務員だ。<中略>

 李家のような家族は中国に増加中で、公務員人気は高まるばかりだ。今年の国家公務員試験の受験者は303万人。一昨年に200万人突破して話題となったが、あっという間に次の大台に乗った。合格定員は全体で3万9000人、倍率77倍の厳しい関門だ。日本の国家総合職試験の倍率が約7倍なのを考えると、いかに狭き門かわかる。なお、ポストごとの募集なので、定員1人のところに数千人が殺到することも珍しくない。

 李さんの息子は国家公務員ではなく、自治体職員や準公務員待遇の公共機関職員を狙っているが、こちらの競争も熾烈だ。日本の県にあたる省レベルの公務員試験の応募者は合計で500万人を突破している。準公務員と呼ばれる第三セクター職員も人気で、李さんの夫が就職した頃とは状況がまったく違う。

全文はこちら
https://news.yahoo.co.jp/articles/365d3548dcf8b5f5e049fbdfb366fc680d4b00ac?page=1

 

2:名無しさん


>>1
現代の科挙か

 

4:名無しさん


We Workも破綻したしやはりWe Neetが最強

 

6:名無しさん


諸葛孔明のように三顧の礼を待ってればいい

 

10:名無しさん


失業率を隠蔽したように就職率も隠蔽するアル

 

13:名無しさん


一昔前の「家事手伝い」だな

 

14:名無しさん


韓国と似たような感じでエリートになる以外道がないのって中華圏独特なんですかね

 

19:名無しさん

>>14
科挙という公務員試験を古くからやっていたからな
公務員試験といえば聞こえは良いが、やっていることな思想の統制だったし

15:名無しさん


地方公務員で減給遅配、ボーナス返却が起きてるのに
まだまだこれからですよ

 

16:名無しさん


共産主義なら雇用は創出できそうなものだがなあ

 

18:名無しさん


日本には、今は少なくなったが、昔は「専業主婦」「家事手伝い」と言うのがごく当たり前の存在だった。
中国の場合は、それが「専業子供」となる訳。
んで、どちらも似たようなモンと言うのは早計。日本の場合、専業主婦も家事手伝いも、どちらも基本、女性。
だから、これらがいくら居ようが、少子化とは無関係。専業主婦は逆に子供をちゃんと産み育てる。

ところが、中国の専業子供の場合、男の子供も当然含まれる。つまり、こういう連中が拡大する事で
ますます結婚・出産が激減していくと言う事。恐らく中国の出生率は韓国を下回るくらいまで低下するのではないか

 

22:名無しさん

>>18
日本の専業主婦は人口労働力過多の時代向けに一世代限定で想定された国策概念やぞ。

20:名無しさん


なーに、大昔の科挙に戻っただけさ
倍率的にもこれより酷い気はするけど

 

39:名無しさん


元々中国では公務員が大人気だろ
この30年くらいが異常だったのだ
職のない若者は地方の農村にでも帰せばいい

 

47:名無しさん


この親子も生まれた年が違うだけで気の毒な事だ(´・ω・`)
ちゃんと就職して務まるまで親ってのは安心出来ないから大変だわ

 

62:名無しさん


失業率を隠蔽したあたりかなりまずいことになってるのがわかる

 

63:名無しさん

>>62
一週間に一度でも働いた事があると失業者にいれないんだってね

75:名無しさん


西側企業が、チャイナリスクを勘案して中国から引き上げるのはこれからが本番では
失業者がさらに増えることになる

 

109:名無しさん


今中国の公務員は、突然減給されたりボーナスなくなったりするイメージだが、賄賂もらえるからやってけるのかな

 

112:名無しさん

>>109
三割カットでもまだ民間より高いから
北京や上海の民間のサラリーマンは年収百万円くらいだが、ヒラの公務員が360万円貰ってた事が発覚してる

121:名無しさん


日本の公務員と違って中国の地方自治体とか政府系とかってわりとバブルに乗っかってイケイケドンドンで借金しまくっててヤバいんじゃなかったっけ
大丈夫なの?