1:名無しさん


■「モンスターウルフ」正体は

 闇夜に現れるツキノワグマ。こちらを少し見つめた後、突然、逃げるように茂みへと走っていきます。実はこれ、ある秘密兵器を使ってクマを追い払っていたのです。

 恐ろしいオオカミの姿に赤く光る目。オオカミの遠吠えまで。その名も「モンスターウルフ」。害獣をセンサーで感知し、激しい音と光で追い払うオオカミ型ロボットです。今年は例年の2倍の問い合わせだといいます。最大の特徴はクマを追い払う、その音。50種類以上の獣の声や銃声などのを音を出せるほか、人間の声まで再現できるというのです。

 太田精器 太田裕治社長:「オオカミが天敵ではないのかというヒントにオオカミの形を作って、こういう形にした。動物は人間も怖い。天敵なんです。それがランダムに鳴ることによって『えたいの知れないものがいるぞ』ということで危険回避して、街中に出てこないような考えでつくっている」

■“クマ撃退兵器”に人間の声

 この音や光は獣に効果抜群です。音が鳴った瞬間、一目散に逃走。シカはまるで恐ろしいものでも見たかのように全速力で逃げていきます。

 その効果は自治体も認めるほどです。北海道上砂川町では今年クマの目撃情報が50件以上。モンスターウルフを設置後、その場所でクマは確認されていないそうです。

 自治体が活用するケースは他でも…。富山県小矢部市では市長自ら声を吹き込み、対策。