日経ビジネス2021.11.22
https://business.nikkei.com/atcl/plus/00012/111200008/
2022年の大学入試は、すでに総合型選抜や学校推薦型選抜の選考が始まった。年が明けると1月に大学入学共通テスト、私立大学の一般選抜入試、2月25日からは国公立大学の前期試験が始まる。大学入試改革が実施された21年に比べると、選抜方法を大きく変える大学は少ないものの、コロナ禍への対応や、大学の新設・統合など新たな動きもある。今回は22年入試のトピックスをお伝えしたい。
まず、国公立大学について見てみよう。従来、一般選抜は前期試験と後期試験に分けて実施する大学が多かったが、ここへきて後期試験を取り止めて、その定員を総合型選抜と学校推薦型選抜に移す流れが続いている。総合型選抜とは、20年入試までAO入試と呼ばれていた形式だ。
総合型選抜は、22年入試で国公立大学176大学のうち、過去最多となる102大学335学部で実施される。募集人員もこれまでで最も多く、国立大学では6291人。全体の6.6%を占める。また公立大学は1122人で全体に占める割合は3.5%となった。国公立大学の合計では7413人。12年のAO入試の募集人員は国立2899人、公立463人の合計3362人だったことから、10年間で2倍以上に増加したことになる。
新たに宮城教育大学が総合型選抜を導入。埼玉大学、富山大学、名古屋工業大学、奈良女子大学、長崎大学、大分大学では今回から総合型選抜を採り入れる学部がある。公立大学では福島県立医科大学が導入するほか、大阪市立大学と大阪府立大学が統合して誕生する大阪公立大学、芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)、叡啓大学(広島市)も学生の選抜に使い始める。
国公立大学の学校推薦型選抜は、総合型選抜ほどの増加はしていないが、それでも22年入試の募集人員は2万585人で過去最多となる。国立大学では京都工芸繊維大学、公立大学では三条市立大学、大阪公立大学、芸術文化観光専門職大学、叡啓大学が新たに導入する。学部単位では、富山大学教育学部、名古屋工業大学工学部、奈良女子大学で新設の工学部、九州大学歯学部が採り入れる。
受験生の親世代からすれば、国公立大学で総合型選抜や学校推薦型選抜が拡大していることに驚くかもしれない。しかし、こうした流れはさらに広がる方向だ。
いわゆる「偏差値教育」への批判なども背景に、学力とともに多様な資質を持った学生を受け入れることが大学にとって課題だった。総合型選抜や学校推薦型選抜の広がりは、そうした文脈の延長線上にある。
国立大学協会では08年に初めて、国立大学全体としてAO入試(総合型選抜)と推薦入試(学校推薦型選抜)の合格者が占める割合を、「入学定員の5割を超えない範囲にする」ことを掲げた。つまり、5割まで引き上げることを可能にしたわけだ。
もちろん、現時点ではまだ5割には遠く、総合型選抜と学校推薦型選抜の合格者が入学者に占める割合は、私立大学の方がはるかに高い。文部科学省が実施した20年入試の調査では、私立大学の入学者のうち、当時のAO入試が12.1%、推薦入試が44.4%だった。それでも、「一般入試から総合型選抜・学校推薦型選抜へ」という傾向が続くことを考えると、国公立大学の志望者にとっても、選択肢としての重要度が増していくことは間違いない。
■国公立大で全国3番目の規模となる大学が誕生
国公立大学に関する個別の話題として22年入試の注目点は、大阪公立大学の誕生だ。
文系学部、理系学部の11学部を擁し、獣医学部、医学部、看護学部もある総合大学で、定員は学部生の合計で約1万6000人。公立大学では全国最大となり、国公立大学全体でも全国3番目の規模になる。
1年次には全学必修科目として、全学部・学域から自分の興味のあるテーマを選んだ少人数の学生が研究を進める「初年次ゼミナール」を導入するなど、教育内容も注目されている。母体となった大阪市立大、大阪府立大よりも人気を集める可能性があり、志願者の動向に大学関係者は強い関心を持っている。
このほか、国公立大学では川崎市立看護大学が新設されるほか、学部では日本初の女子だけの工学部となる奈良女子大学の工学部などが新たに誕生する。
●コロナ禍での「受験料免除」が拡大
私立大学のトピックスとしては、受験料免除の大学が増えていることが挙げられる。
(以下リンク先で)
地方や人気無い学科しかないぞ
国公立医学部一般枠は東大レベルだよ
>>4
国公立言っても東大、旧帝、大都市圏国立、地方国立じゃえらい差がある。
国立医最底辺の旭川医大、琉球大じゃ東大最底辺の理2も受からない。
>>4
今は共通テスト8割強で受かるみたい
>>12
推薦の地方枠だと7割強ぐらいので合格者もいるようだよ。
>>12
取れば受かるわけでなく、二次試験で抜け出ればの話ね
>>12
その共通テストの問題が30年前のセンター試験とは比較にならないくらい難しくなっている。当時は進学校の理系の生徒なら数学満点なんて珍しくなかったし、文系の歴史好きで日本史や世界史で満点だって結構いた。
>>12
センターなんて9割当然
共通とはレベルが違う
特に数学英語
その他の科目でももう難易度が違う
現行の一般入試が裏口呼ばわりされる日は近い
日本の大学の教育は高校の延長の暗記だから、AOなんかで入っても苦労するだけ。
実は高卒公務員が最強だったりする
定員が確保できずに潰れる大学が出てくる時代なんだよ
多様な人材といえば聞こえがいいけど勉強ついていけないからな
早慶なんて東大落ちとAOが混在しててAOの成績は悲惨、退学はほとんどがAO
政党献金の時代だし、国立も稼ぐための半民間法人に変わったからな。
これから10年くらいは氷河期世代の子供達だから、非婚が多くて産んでも一人だけとかだからな
3割くらいの大学は潰れても困らない
長い記事だけど要約すると、
少子化で学生の取り合いが起きていて試験・授業料免除などで簡単になってきてます
という事でいのかな
「国立」の今までの学力の担保が効かなくなる感じがする
>>98
勉強だけ出来ても
机上ぐらいの作業しか仕事しないからじゃないか?
>>217
国立でさえ勉強ができずコネしかない連中が
卒業できるようになるわけだが
例えば岸田なんかは今ならコネで東大に入れる
から3浪する必要などなかった
20年位前にそこそこの偏差値の国立行ってたけど
経済原論の授業が高校の政経のレベルと変わらんかったよ
大学は東大京大一橋レベルは別なのかもしれないけど
文系なら大学入ってレベル高すぎて授業ついてけないことなんてないと思うよ
ただ入り口で振り落とされてるだけ
・消費税導入
・大学にAO・推薦入試制度導入
失われた30年と見事にリンクしてるのが笑えるわなw
多様な「優秀な」人材が無限にいるわけではない
AO入試を増やしていくと、勉強しなくても大学いけるとなって母集団全体の平均知力が減退する
国民アホ化計画だな
>>146
医学部の学生の大半をAO・推薦で獲ろうとしてない時点で、
ホンネは早期の学生囲い込みしたいだけって話でしょw
その代償として、学力低下を招くのなら自業自得としか言えんよw
>>146
総合型選抜って入試が小論文となってても
実態は学力検査だったりするから
勉強しなくてもと思っていたら落ちるよ
偏差値教育への反省はいいけどさ
一定レベルの偏差値は前提として要求しなよ
いくら個性があっても分数できない大学生は要らないだろ
私立大は商売なんだから授業料収めてくれりゃ正直いえば生徒の質なんてどうでもいいのよ
親が金持ってるかが選考の最重要事項
ただ実績がないと金持ちの子弟も来てくれないから 多少は実力のある生徒も必要というだけ