<10月の衆院選で野党が敗北した理由は、彼らの統一候補が「象徴的勝利」を収めた東京8区にこそ詰まっている──ノンフィクションライターの石戸諭氏が本誌11月9日発売号に寄せるルポから前半部分を先行公開>
(中略)
■2年前に始まっていたすれ違い
選挙戦以前から、リベラル系野党は一貫して立憲、共産党を中心に「野党共闘」によって選挙区で一騎打ち構造を作れば、与党を追い詰めることができるという「理想」を語ってきた。
野党共闘を支援する「市民連合」を介して、憲法改正への反対や脱原発といったリベラル色の強い共通政策をまとめて全国213の選挙区で共闘を成立させたのも理想へと近づく一歩、となるはずだった。共闘を主導した枝野の立場からすれば「市民と野党の統一候補」が、大物政治家から議席を奪った東京8区は誇らしい成果になるだろう。
だが、ここで枝野の認識にはいくつかの疑問が付される。第一にそもそも野党側が本当に狙い通りに挙げた成果だったと言えるのか。第二に山本太郎が結果的にもたらしたものの効果、第三に自民党の戦略ミスだ。
第一の点から見ていこう。どう客観的にみても吉田が正式に統一候補になるまでの道のりは紆余曲折がありすぎた。
10月8日に突如、れいわ新撰組の代表・山本太郎が東京8区から出馬すると新宿駅前で発表した。彼自身は詳細を語らなかったものの、立憲側との調整は済んでいるという認識を示し、その場にいたあるジャーナリストはマイクを握り「立憲、共産から裏は取っている。山本さんが統一候補だ」と明言した。
これに対し、枝野はメディアを前にして「困惑している」と語った。さらに吉田の支援者からの抗議活動も活発化するなか、山本はわずか3日後に選挙区からの出馬を見送ると表明せざるを得なくなった。
一見すると山本のパフォーマンス、あるいは根回し不足に見える。だが、問題の本質はそこにはない。山本自身が明らかにしたように、2年前から8区からの出馬を打診していたのは立憲側だ。
東京8区で「市民連合」の役割を担っていた市民団体事務局の東本久子の証言がそれを裏付ける。彼女は8区の野党共闘について一貫して当事者としてかかわり、裏も表も精通したキーパーソンだ。
■ちぐはぐな調整
東本が衆院議員会館で、立憲の都連幹部から「8区は山本太郎を統一候補でどうか。吉田は何らかの処遇をする」と最初に直接言われた時期は、山本の証言と符号する。彼女によれば、2020年に入ってからも交渉の過程で都連幹部は何度も「山本太郎」の名前を出してきたが、当の吉田本人や、共産側との話し合いも進んでいるようには見えなかったという。
事実、彼女の前で吉田自身は解散日程がメディアを賑わす時期になっても「私は絶対に8区で戦いたい」と口にしている。本人が「ノーコメントとさせてほしい」と答えたので、実際のところはわからないが「参院選立候補を打診された」といった噂が選挙区を駆け巡った。
8区から出馬を表明していた共産党の上保匡勇は「もともと、8区は野党共闘の対象ではなかった。立憲側からは私たちに候補者調整について何の打診もなかった。自分たちから降りようがない」と明かす。
東本の証言――「私が立憲の都連幹部に問うたのは、なぜ山本さんなら選挙区で勝てるのか。根拠を示してほしいということだった。これに対して、明確な答えは一切返ってこなかった。密室で候補者を決めて、名前を優先した選挙で小選挙区を勝とうなんて認識が甘すぎる。実際に選挙で実務を担うのは地域を知っている私たちだ。地域を回ってきた反応をみた上で、吉田さんで十分に勝てるし、山本さんではまとまらないと言ってきた」
彼らは彼らで、足元を固めるために共闘を前提に野党の候補者同士での勉強会を取り持ち、足で稼ぐために地元の回り方なども細かくプランを練っていた。主眼においたのは無党派層の取り込みだ。
固定票が見込める石原との対抗軸をどこに持ってくるか。政策だけでなく、「山形の八百屋の娘」という打ち出し方も足元の感触から周到に練られたものだった。山本との出馬調整を優先した立憲都連の対応は足元で地道に活動していた東本らの積み上げと明らかな温度差があった。
(以下略。記事全文はソース元にて)
2021年11月3日(水)19時13分
https://m.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97396_1.php
野党で一括りにすんな
負けた野党はのは立憲共産だけ
>>2
まぁまぁ
>>2
N党も惨敗だ!忘れるとは失礼だぞ!
石原ってコロナ入院で反感買って落選だろ?
野党共闘が致命傷じゃないと思うよ
支持率5%台で100人近く当選させたんだから、立憲共産大勝利だろ?🤔
前回の立憲民主党躍進がコレ
つまり同情票
同情票に二度目はないんだわ
つまり、立憲民主党がまけたのは
必然だったわけ
野党共闘と言っても極左ばかりだからな。
もうその路線は間違いとはっきりしたから
共産党とはすっぱり別れるしかない。
誰だよ共産党と組んで小選挙区を一本化すれば勝てると言った奴は?小沢か?騙されたwww
>>33
山口です
リベラル色じゃ無くて反日色だと思う。
「野党共闘は間違い」なんて言っているけど、分裂した民主党左派である立憲と社民と共産の違いが分かる人間が世の中そんなにたくさんいるとも思えんが。
野党の敗北は、もう政権担当能力どころか、与党を牽制する力すらなくなったというだけだろう。
これからは維新があと追加で200議席獲得するまで岸田政権のやりたい放題だよ。
あとは徐々に安倍議員の力を削いでゆくだけだろう。
パンツ泥棒を復権しようが、何をしようが、有権者はもう何もできない。
>>41
そりゃ全然違うわ
野党共闘でも共産党に投票しなかった立民支持者が相当いたことも分かってるし自民も嫌だが共産も嫌って層が社民や旧民主やらに入れてきた歴史もある
維新は保守の自民批判票が中心でこれが自民に対抗できるところまで伸びる可能性はないよ
分析が全部間違ってる
単に、とことん嫌われてるからじゃん
8区とか関係ないわ
ただ単に事前予想が楽観的過ぎただけだろ
前回の選挙で立憲が獲得した議席は55
希望の党や無所属で当選した議員を吸収して議席が増えてただけ
維新が大阪以外で増えたのは、前回希望の党に入れた有権者が
立憲ではなく維新に入れたから
希望の党をそのまま引き継げなかったのが敗因っちゃあ敗因だが
野党第一党の座は揺るぎないわけで、ここで路線を希望の党みたいに戻したら
また大敗北するのが目に見えている
野党は野党内で覇権争いなんぞやってるから自民に太刀打ち出来ない事が何で理解出来ないのかねぇ
そもそもコイツら支持率一桁でよく政権交代に手応えを感じてるとか
どの口が言ってたんだ?
バカジャネーノ
メディアが立憲に甘いから負けたんだろう
金がない共産は候補者下ろす口実が欲しかった
小選挙区で勝てない山本は比例一本化の大義が欲しかった
零細な社民れいわは存在感を示したかった
共闘は表向きとはまるで違う思惑の中で組まれたもの
立憲はこの中で表向き大きな借りを作ってしまい、これから骨までしゃぶられる運命
>>1
・有権者が全く求めていない公約
・共闘して共倒れ
この2点からどうしても目をそらしたいのね。
野党がリベラル?何処の党?そんなのあった?
要するに石原が負けたんだよ
反射効果で野党が勝っただけ
コロナ入院なきゃ石原が僅差で逃げきったろう
>>146
コロナ入院で、勝手に自爆しただけだな。
政治生命オワタ。
>>149
特別室にカネ払って入るなら一般の病床は圧迫してないんだろうけどね
綾瀬はるかですらそれやって叩かれたんだからな
このままの共闘で参議員選挙を迎えたらいいよ
比例票割合は衆議員選挙より大きいしいけど
一人区もあるし
共闘が正解か否か、はっきりするだろ
なんか杉並区だから共闘が通用したって気もするんだよなー
>>166
そう思うわ
自民に不満があると言っても、前回までの選挙結果から見て自民に票入れた奴なのは明らか
共産と組んでその票を取り込めると思う方が馬鹿だと思う