今の時代に漫画家を目指すのなら、下手に出版社に持ち込みなどせず、描いた漫画をSNSで発表し、それがバズれば持ち込む前に出版社の方から仕事を頼みに来るからその方が絶対にいい、二年間それを続けてバズらなかったら漫画家は断念した方がいい、と漫画家志望の学生にはアドバイスするのだが、
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 16, 2025
何故かみんな嫌がって少年ジャンプに持ち込もうとするんだよな。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 16, 2025
でもこの方法、実は手塚治虫先生が勧めているやり方なんだけどな。先生の時代にSNSはなかったのだが、「漫画家を目指すなら、持ち込みはするな。ひたすら二年間描き続けろ。その時にはあなたの才能は天知る、地知るである」と言っている。つまり向こうから仕事を来させろと言っているのだ。ら
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 16, 2025
今は編集者が毎日鵜の目鷹の目でネットから才能を探している時代だから、本当に才能があるなら必ず声がかかる。編集者が作家に声をかける時にSNSのフォロワー数を聞いてくる時代だからね。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 16, 2025
失礼します。マンガ編集の現場では「新人さんへの礼儀正しい応対、適切な助言ができない若手編集者の増加」が大きな問題になっているのです。
— あいざわ(相澤信一) (@wingletter) April 18, 2025
スマホのおかげで昔より良くなったと
— 無限九六 九一 (@kj4zs1uSSuzl5ds) April 16, 2025
若林稔弥さんなんてそれですよね
— Kimura Norio (@PX200BME) April 16, 2025
のん主役で実写化まで実現して
正論過ぎる!
— ど黒兵衛!天城★龍生 (@random_box) April 18, 2025
素晴らしい。
— narikinman10 (@narikinman10) April 16, 2025
おっしゃる通り、売り込むより相手からオファーが来るようにすべきですね。
コンサルは講演などで集客しますがSNSも同じですね。
バクマンでこだわってたような「信頼できる編集者とマンツーマンでやり取りすることで作品がブラッシュアップされる」みたいなことを全く信じてなかったのかな。それはそれで極端なような。
— 白黒猫 (@shirokuro0825) April 16, 2025
そういやCOM編集者が「名声ゆえに文句付けずに描いたものすべて採用が当たり前だった」とか書いてたな……
この流れはもう10年以上前から始まっていて、結果を出す人間が、当講座受講生にも、だいぶ出ているのですが。
— MANZEMi_pod (@MANZEMI_bot) April 18, 2025
どうしても、旧来の方法に固執する人が多く。
結果、ネームの直しを三年間続ける、なんてことも。 https://t.co/y9DnCqIA3b
更に言えば、出版社など通さず自身で課金してもらうシステムがあればなお良いと思う。 https://t.co/KC5EEwJCKL
— ふわん(fuwan)🇯🇵 (@sweetfuwan) April 16, 2025
なぜか少年ジャンプに持ち込む、ではなく、堪えきれずにわかりやすい承認を求めるのはごく自然な流れかと。例えそれが、ほんとうにどうしょうもない道だったとしても。https://t.co/o6n7xeOKoR
— 真上犬太(まさがみいぬた) (@plumpdog) April 18, 2025
バズらせるマンガとジャンプ漫画が違うからかなぁと思いますが、でもまあ、人の心を動かせる作品が作れるか?という創作として大事な根本は共通しますよね…
— 水色1号 | マンガで生き残る (@mizuiro1go999) April 18, 2025
といつつ、私はまだバズったことないですがw https://t.co/6gpw8bZhzC
16日に以下のリンクの連続ポストをしたらかなり反応が大きかった。私がどうしてこのポストをしたのかというと、ある個人的な理由がある。https://t.co/WRUQq9H866 https://t.co/U2YoGgGZNL
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
もう20年近く前、私が大学で漫画の授業を始めた頃、ある女子大学生の漫画にアドバイスしたことがある。非常に面白く、特に主人公のキャラクターに特徴があった。他にはない特徴で、絵柄も含めて完成度が高いと思ったので、私は彼女のキャラクターを褒め、「これ、どこかに持ち込むの?」と尋ねた。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
彼女は嬉しそうに某社の編集部に持ち込んでみると答えた。「きっと気にいる編集者がいると思うよ」と言ってその場は終わったのだが、しばらくして彼女と再会したら、なんだか気落ちしている。どうやら持ち込みは失敗だったらしい。「一度の持ち込みが駄目でも次があるよ」と言ったのだが、
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
それから1年ほどして彼女が来て、「私の作品が盗作されたんです!」と泣き出した。彼女が差し出した雑誌を見ると、驚いたことに、彼女のキャラクターをほぼそのまま使って、別の漫画家が新連載を始めたのだ!
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
「どうしたらいいんですか……?」
と彼女は泣いたが、私としてもどうすることもできなかった。なぜなら、彼女の作品は雑誌には載らない「未発表作品」だったからだ。法的に言ってもこれを盗作だと証明するのは難しいと思った。新人の持ち込み作品を盗作するということは、その時は聞いたことがなく、その版元に知り合いも無かった。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
これは悪質だと思ったが、仮に私が「うちの学生が作ったキャラクターをこの作品は盗作してます」と訴えても、裁判に持ち込むことは難しいだろう。そのキャラクターの漫画、その後アニメ化までされたのだが、オリジナル作者は泣き寝入りするしか無かった。2000年代の初頭で、まだSNSは無かった。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
ここまで悪質な編集者はレアケースだと信じるが、こういうことが現実にあったので、私は「とにかく作品を描いたらSNSにアップしておけ」とアドバイスするようにしているのは、こういう実体験があったからである。炎上どころでは済まなかっただろう。
— 竹熊健太郎《Aタイプ》 (@kentaro666) April 18, 2025
同じ時期に週間連載漫画家にアシに行ってた友人も連載終わるからと言う事でそれぞれ自分の書きたいネタ帳からネタを出したら、それをベースに先生の連載が始まって更にアシスタント代も下げて来たからアシスタント全員が辞めて連載が止まった事件があるので、悪質な編集と言うか当時の業界体質かも💦
— 大志摩 知昭 (@C_Ohshima) April 18, 2025
藤子A先生の「ブラック商会変奇郎」に、似たような話がありましたので、昔から小耳に挟む程度にはあったのだと思います。「蝙蝠のペレットがなんちゃら」というネタを盗用される話です。
— み (@IU6ZGX7U7Z57828) April 18, 2025