1:名無しさん




 スプレー塗料(スプレー缶入りの塗料)を使った落書きは、いついかなる時でも、どのような場所であっても重大な犯罪行為だ。景観が著しく損なわれることはもちろん、日本であれば器物損壊罪に問われることになるだろう。もちろん海外でも、現行犯で逮捕されれば厳罰が待っているが、現実にはなかなか捕まえることは難しい。

 そもそも落書きと称しているスプレー塗料による絵や文字などは、元々1970年代にアメリカで始まったとされ、当初は広告主のない空き広告に紙を張って描く、芸術作品としても一定の評価がなされるものだった。しかし、その後はモラルの低下で、いつの間にか商店や家の壁が、好き放題に落書きされるようになってしまい、鉄道車両や施設へ飛び火していったのだ。

 アメリカ発祥のこうしたあしき文化は、間もなくヨーロッパへと渡り、筆者(橋爪智之、欧州鉄道フォトライター)が記憶している限りでは、1990年代には、落書きが増えてきていたと認識している。鉄道車両へも同じ頃から落書きが目立つようになり、2000年代になると、落書きをされていない車両を探す方が難しいのでは、と思うまでになった。

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