1:名無しさん




当て逃げとはドライバーが事故現場から立ち去ること

当て逃げとは、一般的に車を運転して事故を起こしたドライバーが事故現場から立ち去ることを指します。しかし、法律的に問題とされるのは、「立ち去る」ことではなく、道路交通法で定められた警察への報告などの義務行為を怠ったことにあるのです。

ちなみに「ひき逃げ」との違いは、車を運転中に「人の死傷を伴う事故を起こした」かどうかにあります。相手方の救護義務や危険防止措置、警察への報告を行わずに事故現場から立ち去る行為については、ひき逃げも当て逃げも同じように刑事罰を科されます。

当て逃げの罰則

当て逃げが該当する違反行為は、道路交通法72条第1項に規定されている「危険防止措置義務違反」と「報告義務違反」です。これらの刑事罰として、以下の罰則が適用されます。

<当て逃げの刑事罰>

危険防止義務違反 1年以下の懲役または10万円以下の罰金
報告義務違反   3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金

さらに当て逃げは、刑事罰に加えて行政罰として、「安全運転義務違反(2点)+危険防止措置義務違反(5点)=合計7点」の違反点数が加算されます。過去に行政処分歴がない人でも、30日間の免許停止処分になるので注意しましょう。

なお、接触事故を起こしても、警察に報告するなど適切な対応をすれば物損事故として扱われ、刑事責任や行政責任を問われることはありません。

https://www.ms-ins.com/labo/higoro/article/091.html