ポスター料金不払いは判決を読んだが、こんなくだらないことで最高裁までいったの???
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 9, 2024
支払い拒否は無理筋の契約違反だし、謝らないから訴訟で白黒つけることになったという説明も、全くおかしい(なら、一審判決が出た段階ではらえよ)
石丸慎二のポスター代金踏み倒し訴訟について。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
判決(地裁高裁)の原文が、こちらで公開されている。https://t.co/UB6SE26WXr
これはどっちもどっちの話ではある。
業務終了まで代金の話をしなかったのは業者の落ち度。だからといって石丸氏の支払拒絶は正当化できない(相当な対価を払うべき)。
それにしても、もともと妹が勤務していた縁で、急な仕事を頼んだわけで、どっかで折り合って支払いをするのが普通だろう。こんなことで訴訟になるのも極めて大人げないし、最高裁まで争うというのは理解を超えている。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
「嫌がらせ」という米山さんの評価は正鵠を得ている。https://t.co/mdq4vdqz5I
石丸の説明は「謝罪があれば全額払うつもりだったが、言い訳するから、訴訟で白黒つけざるをえなかった」というもの。https://t.co/iOUTqpqt6l
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
口から出任せの虚言といってもいいだろう。
だって、裁判所の判断をきちんともらってから払いたい、ということであれば、一審判決で払えばいいんだから。 pic.twitter.com/W9A1RN152J
なお、判決の法的な構造を解説しておく。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
争点は、①自治体の法定費用を上限とする合意があったか、②相当な費用はいくらか、の2点。
石原氏は、①の合意をメインの主張としたが、その合意は立証できなかった。確かに、法定費用に関するやりとりはあったが、双方具体的金額を認識していなかったので pic.twitter.com/IpErSw9izp
合意を認めるのは無理だろう。具体的代金金額の合意がなければ、相当な対価を払うのがルールである(商法512条がそうなっているし、判決は、相当な報酬を支払う旨の黙示の合意があると認定した)。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
そうすると、問題は、相当な報酬はいくらなのですかという②の点となる。 pic.twitter.com/FELiLVu41I
地裁・高裁判決は、原告(業者)が提出した「物価資料」を認定の根拠としている。物価資料の積算額と原告請求額に「さほど」乖離がないことから、後者が相当であるという判断だ。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
被告(石丸)は、相当額を主張せず、証拠も出さなかったようで、それなら原告主張が採用されるのは当然である。 pic.twitter.com/jOD6lGNrqQ
原告業者の請求が不当に高いという指摘があるが、仮にそうであるなら、証拠を出せばよいだけ。https://t.co/ZoQseARWgD
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
判決を読む限り、企画料や特急料金は認められるだろうが、70万(既払いを控除して40万)くらいの認定はあったかもしれないが、そのために必要な証拠を石丸は出さなかった。
ただ、私は訴訟記録(証拠)を見ていないので、石丸が相当な報酬(相場)を裏付ける証拠を出していた、それにもかかわらず裁判所が無視をして不当な判断をしたという可能性はゼロではない。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
もしそうなら、控訴審で原審が証拠を無視したことを非難すればよいので、多分そんなことはなかったのだろう。
まとめると
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
①双方のミスが紛争の原因
②訴訟になるのは大人げないし、最高裁まで行くのは意味不明の嫌がらせ。石丸の説明は嘘
③被告主張が全面的に通ったのは、石丸が相当額立証を怠った当然の結果で、いわば自業自得
ということになる。
石丸は、「選挙公営制度の根幹を揺るがす」だの「利権」だのと格好いいことを言って、敗訴をごまかそうとしているが、そんな話ではない。
— 弁護士 吉峯耕平 (@kyoshimine) July 10, 2024
本来はお互い金額の話を事前にしておくべきだし、それがなかったら相場通りの報酬を払うべきという、当たり前のルールですね。https://t.co/ITY2HRqxyz
つーか、
— ろんたい (@ryuta87016) July 10, 2024
普通は
市長がまさか
金払わないとは思わないわな
元銀行員としてもありえないと思うんですがね
— さいたまさいたま☀️ (@_wise) July 11, 2024
書類作らずにGoサインって
政治家という評判も大事な仕事についてたら、こんな無茶苦茶なことは言わんだろと思う。
— ナルバエス (@s2iyUMwSQEPtH50) July 10, 2024
冒頭に「どっちもどっち」とあるが、ちょっと乱暴なまとめ方やね。どっちもどっちなのは、代金の額を事前合意しなかったって事だけで、裁判の内容は石丸氏側の全面敗訴。こてんぱん。無理筋の嫌がらせ(妹が努めていたところにそのコネで超特急対応してくれたところに対して)。 https://t.co/tQcIugf5H6
— 機瞳すーや (@KiDoSuya) July 11, 2024
石丸氏側も代金が増えることは認識していたので、一方的に業者の落ち度とも云えないんじゃないかなぁ。
— zorac (@z0rac) July 10, 2024
請負業者の身としては、見積り条件が変わる案件は後清算にせざるを得ないことはある。 https://t.co/BpHmQXJUv3