1:名無しさん




神奈川県の清川村にある「やまびこ大橋」や、沖縄県の浜比嘉島にある県道238号線などでは、丁字路交差点での壁面衝突事故が相次ぎ、インターネット上では“心霊スポット”と呼ばれることもあるようです。いずれの丁字路にも、正面にはドラムクッションや反射板付きの矢印看板が多数設置され、注意喚起が図られています。これらの場所で事故が多発するのは、果たして道路構造や地形に原因があるのでしょうか。それとも、何か目に見えない力が関係しているのでしょうか――。

特に橋の上では、道路がまっすぐ続いているためスピードが出やすくなります。さらに、周囲に建物や木々といった視覚的な目印が少ないため、「オプティカルフロー」と呼ばれる視覚による速度認識が働きにくくなるのだといいます。

人間は運転中、速度計だけでなく、周囲の風景や建物の流れ方からも「今どのくらいの速さで走っているか」を感じ取っています。しかし、橋のように景色が単調で変化が少ない場所では、その感覚が鈍り、自分の想像以上にスピードが出ていることに気づきにくくなる傾向があるのです。

また、街中と違って歩行者の飛び出しなどが少ない橋では、運転中にスマートフォンを見たり、景色に目を向けたりと、注意がそれやすい環境が整っています。そうした隙に丁字路へと進入し、曲がり切れずに衝突してしまうケースもあるのではないかと考えられます。

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