■MLB ブレーブス 1ー4 エンゼルス(日本時間1日、トゥルーイスト・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(29)が敵地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。大谷は両リーグ単独最多の13個目の申告敬遠を受けたが今季31度目のマルチヒットなどで3打数2安打で打率は.305となった。
カナダのトロントからアトランタへ移動し、ナ・リーグ東地区首位のブレーブスとの一戦。エンゼルスは前日の7月31日(日本時間)に急遽、ロッキーズからトレードで獲得したR.グリチック(31)を7番・レフト、そして、CJ・クロン(33)を直近2試合で4敬遠とチャンスで勝負してもらえない大谷の後ろ、3番・ファーストで起用した。
先発はメジャー16年目のベテラン、C.モートン(39)、2022年7月に大谷と投げ合った時には「なんてすごい投手だと思いながら見ていた」と称賛していた。今回は39本とア・リーグ本塁打王を独走している打者・大谷と対戦。通算成績は6打数無安打、3三振と苦手な相手となっている。
1回の第1打席、カウント1-1から内角低めのスライダーがワンバウンドして左足に直撃。大谷は大きな声を出した。あまり痛みはなさそうで笑顔で1塁に歩いていった。
1対0とリードして迎えた2回の第2打席、2死三塁の場面で打席に入ると、ブレーブスベンチはすぐに申告敬遠。アトランタの球場でも大ブーイングが起こった。これで3試合連続、両リーグ最多の13個目の申告敬遠となった。2死一、三塁とチャンスを広げて新戦力のCJ・クロン、152キロのストレートを捉えたがセンター正面のライナー。大谷の敬遠を得点に結び付けられなかった。
それでも4回、新戦力の7番・R.グリチック(31)が右中間へ移籍後初アーチ、初めての「兜パフォーマンス」で笑顔を見せた。良い流れで2死一塁とし、大谷の第3打席、ここまで死球、申告敬遠と一度もバットを振っていない大谷、1球目151キロのシンカーを完璧に捉えたが打球が上がらずライト前ヒット。5試合連続安打をマークした。大谷がチャンスを広げたがCJ・クロンはショートゴロに倒れ、追加点とはいかなかった。
7回、先頭打者で迎えた第4打席、ブレーブス2人目、左腕のAJ.ミンター(29)と対戦。1球目から外角高め145キロのカットボールをフルスイング。ファウルになるとバットをじっと見つめ、打球が当たった場所を確認した。カウント3-2から外角低めのカットボールに上手くバットを合わせてライト前へ。今季31度目のマルチヒットをマークした。
9回の第5打席、無死一、二塁のチャンスでブレーブス4人目、D.ヘルナンデス(26)と初対戦。カウント0-2から153キロのストレートを完璧に捉えセンターへ大きな当たり。大谷も確信歩きを見せたがブレーブスのセンター・M.ハリスⅡ世(22)がフェンス際でジャンプをしホームランキャッチ。大谷は表情を変えずベンチへ戻った。飛距離123.7メートルだったが角度が36度と上がりすぎて40号とは行かなかった。
エンゼルスは新戦力・グリチックのアーチなど3本塁打、投手陣も5人の継投でナ・リーグ東地区首位のブレーブス打線を1失点に押さえて勝利、連勝となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44fcb5e51eaff4e981f66917f4307df5649f7ec0
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