参院選出馬の「ガーシー」をドバイで直撃取材したら記者も仰天…「もし当選したら政党助成金で借金を返すぞ」
動画共有サイトYouTubeで芸能人のスキャンダルを暴露し続けている「ガーシー」こと東谷義和氏(50歳)が、今日公示の参院選に出馬する。立花孝志氏率いるNHK党からの全国比例候補として、7月10日の投開票日に向けて、いよいよ本格的な選挙戦を開始する。
だが日本に帰国すれば、自らの起こした詐欺事件などで警察に逮捕されるリスクがあるとし、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからインターネットを通じて選挙戦を展開する意向だ。どう投開票日を迎えるつもりか、「現代ビジネス」はドバイで東谷氏を直撃取材した。
街頭演説なんて意味あるの?
「少なくとも日本にいなくても、立候補して選挙活動できることが実証できる。もし当選できたら、あまり世界的にも例がないと思う。普通、海外にいながら議員になろうなんて人はいないでしょう」(東谷氏)
東谷氏は、実際、どんな選挙戦術を練っているのか。本人はこう語る。
「選挙中に日本で開催される若者のイベントにオンラインで参加したり、大型モニター付きの選挙カーを日本の繁華街で走らせ、ドバイと結んでゲリラライブをしたりする計画もあります。日本で直接会えば、人間の温かみはあるんかもしれへんけど、真夏で熱中症の危険もあるのに、誰が街頭演説を聞きに来るのかな?」
東谷氏は全国比例からの出馬だが、47都道府県別の政見放送では、所属するNHK党の候補者が放送枠内で東谷氏による芸能人らのスキャンダルの暴露動画を放映する予定だ。政見放送はもちろん地上波。これまで「ガーシー」の動画を見たことのない視聴者にも、大きなインパクトを与える可能性がある。一方で、選挙期間中でも、YouTubeの『ガーシーch』はこれまで通り継続するつもりだという。<中略>
東谷氏はこう説明する。
「6月12日にYouTubeで配信したように、5月末までに約40人の被害者全員と示談し、返金もすべて済ませました。警察が捜査している可能性は残りますが、少なくとも当事者間では被害回復されていますから、逮捕リスクは軽減されていると思います。
当選すれば、NHK党の政党助成金から自らの借金の返済ができるかもしれない。それに国会議員には不逮捕特権もある」
以下は東谷氏と「現代ビジネス」編集部との一問一答である。
──参院選の勝算は?
「NHK党の立花党首や周りの友達は絶対当選できるといいます。しかし、日本で私のYouTubeのファンや視聴者と触れ合ったわけじゃない。自信があるかといわれても、まったくわからない」
──仮に当選したら日本に帰国するつもりなのか?
「議員には不逮捕特権があるといっても、実際にどうなるかはあいまいな部分があります。たとえ当選しても、9割は帰国しないと思います。議員活動もオンラインなど工夫してできると思う。国会質問は議会に出席しないと自分ではできないでしょうが、他のNHK党の議員に代読してもらうとか、やり方はあると聞いていますから」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/c58728a4bb1f2afe491ad142b7b73d233a12c519?page=1
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