生成AIにより大震災の様子を伝えるプロジェクト「関東大震災 100年前の100人の新証言」を日本赤十字社が開催
日本赤十字社は、関東大震災から100年の節目にあたり、当時の様子を描いた絵画や史実書から、生成AIを用いて新たな形で〈人々と“新”証言〉として現代に蘇らせるプロジェクト「関東大震災 100年前の100人の新証言」を各地で開催する。当時の救護活動を描いた絵画と文献データから、生成AIを用いて当時の様子をリアルに復元し、展示する。
8月25日より都内2会場にて順次展示(8月25日~29日:日本赤十字社東京都支部、8月31日~9月7日:ミカン下北内「砂箱」)を行うほか、同支部ホームページ上で8月25日より公開する。
本プロジェクトは、関東大震災からの教訓を現代と未来へと繋ぐために、生成AIを活用し新たな形で〈人々と“新”証言〉として現代に蘇らせるというもの。当時の日赤の救護活動の様子が描かれた絵画から、生成AIを用いて“リアルな体験談”として温度感を持った人物像(肖像)を生成する。また、当時の文献データからAIライティングシステムにより、生成AIによる“新”証言を導き出した。
本プロジェクトでは、「20人の人物像」と「100の“新”証言」という2種類の生成を行っている。肖像の生成では、まず当時の油絵に描かれた人々の中から20人を抽出し画像を読み込ませ、肖像を生成するためのプロンプトを作成。そこからより「写真」に近づけるために条件づけを行った上で、最新AI描画テクノロジーにより、「語り部」としての人物ポートレート(肖像画)をフォトリアルに生成する。そこからさらに、肖像が身にまとう衣服などを当時のものにできる限り近づけるため、各種文献から得られる情報から生成AIを用いて調整を行い、20人分の肖像を完成させた。
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