一般的に企業側の判断でCMを差し替えた場合、契約済みの広告料金は原則そのまま支払われる。ただ、今回スポンサー離れを招いたきっかけは、明らかにフジ側の非にある
「そこでスポンサー企業との交渉に備え、広告料金の返還に応じた際の損失額を内部で試算したところ、衝撃的な結果が出ました。1~3月期だけでマイナス200億円です」(フジ関係者)
テレビ局のCM収入には企業が番組ごとに契約する「タイム」と、それ以外の単発を含む「スポット」がある。フジテレビは中間決算までの昨年4~9月期にタイムで368億円、スポットで343億円の収入を得た
「売上高に200億円もの穴があけば、今期決算の下方修正は必至。放送収入の通期予想1487億円は水の泡です」(フジ関係者)
3月の決算期まで何とかしのいでも、来期以降は地獄だ。悪いことに現在は4月の番組改編に伴う契約の改定時期にあたり、このままスポンサーの不信感を払拭できなければ、いよいよCM枠が埋まらない可能性が生じる。
契約するとしても足元を見られて減額を迫る企業が続出しかねない。フジHDは総資産1兆円超の優良企業グループとはいえ、いつまでCM中止ドミノに耐え切れるのか。
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