NHKは1日、ニュース番組「NHKニュース7」(後7・00)の番組内で、ドジャースの大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)を巡るニュースで、米紙の記事を誤って引用したとして謝罪した。
先月30日放送の同番組で伝えた「違法賭博問題 検事“送金は扱う犯罪に該当せず”米メディア」のニュースで、大谷の口座からブックメーカー側へ送金されたことについて、「連邦捜査機関が扱う犯罪に該当しない」と担当検事が大谷の弁護士側に伝えたと米ロサンゼルス・タイムズが報じたと、引用の形で報じていた。しかし、この記事は過去に別の賭博事件で捜査対象になったドジャースの元選手に関するもので、今回の大谷や水原氏の問題とは無関係だったという。
番組では副島萌生アナウンサーが「確認が不十分でした。大変失礼しました」とお詫びした。公式サイトでも「3月30日公開 元通訳 違法賭博問題の記事に関するおことわり」と題した投稿で、記事を取り消した。
全文は以下の通り。
3月30日に公開した「違法賭博問題 検事“送金は扱う犯罪に該当せず”米メディア」というタイトルの記事で、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳が違法賭博に関わっていたとされる問題をめぐり、ロサンゼルス・タイムズの記事を引用する形で、検事が大谷選手の弁護士にブックメーカー側への送金は連邦捜査機関が扱う犯罪に該当しないという見解を示したとお伝えしました。
しかし、これは、別の事件で捜査対象になった元ドジャースの選手の弁護士に伝えた内容で、犯罪に該当しないという見解は大谷選手ではなく、元ドジャースの選手が対象でした。
確認が不十分でした。大変失礼しました。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2024/04/01/kiji/20240401s00041000573000c.html