◆カタールW杯 ▽準々決勝 モロッコ1―0ポルトガル(10日・アルスママ競技場)
準々決勝2試合が行われ、4強が出そろった。FIFAランク22位のモロッコは同9位のポルトガルを1―0で破り、アフリカ勢初となる準決勝進出を決めた。ポルトガルはFWのC・ロナウド(37)が途中出場したが不発に終わり、スーパースターの世界一への挑戦は事実上、終幕した。
あらゆるタイトルを手にしてきた37歳の号泣が、逃した夢の大きさを物語っていた。モロッコに敗れた直後、ポルトガルのC・ロナウドは泣き顔を見られまいと目頭を押さえて足早にピッチを去った。だが、選手通路に入った瞬間、こらえ切れずむせび泣いた。<中略>
世界最優秀選手「バロンドール」に5度輝き、欧州CLでも優勝5回、得点王7回。代表でも16年に欧州選手権を制した。一時代を築いたが、W杯では初出場だった06年ドイツ大会の4位が最高成績。どうしても欲しいタイトルだった。次の26年大会は41歳で迎える。去就について明言はないが、今大会が事実上、最後の世界一挑戦だった。世界的スーパースターは、W杯トロフィーを手にすることができないまま大会を去る。
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