ことし7月、名古屋市緑区平手北で6歳の女の子(年長)が犬を連れて信号のある横断歩道を渡っていたところ、突然、赤信号を無視をした車が突っ込みました。車は女の子のすぐ横を通過し、連れていた犬をはねて、そのまま逃げました。
はねられたのは、ポメラニアンの「朝陽くん」。はねられた1時間後に死にました。女の子は四姉妹の3番目で、家族全員が大切に育てていた犬でした。
逃げた車は見つからず、家族は「ひき逃げ探しています」と書かれた看板を掲げて毎日、現場に立って情報提供を求めました。
(女の子の母親)
「何かできないかなと思って、看板を持って立つことは私にもできるので、その時間帯を狙って現場に立って皆さんに知ってもらおうと思いました」
(女の子の祖父)
「プラカードをあげて探していたんですよ。それでも見つからない。もう何日経ったかわからないですよ。その間あなたは平然と生活していたわけでしょう。娘に聞いたら、娘がプラカードを持っている時に、あなたの車が前を通ったらしいじゃないですか」
(男性・91歳)
「そうですか、気が付かなかった」
さらに男性からは、車の自動ブレーキ機能を過信する発言もありました。
(男性・91歳)
「あの車は最新の車で自動ブレーキがついているんです。物に近づいたら止まる仕組みになってるんです。ワンちゃんが低いから止まらなかったんだと思います。前も後ろも止まる最新の車なんです」
6歳の女の子は事故後、一人で横断歩道を渡ることができなくなったといいます。
(男性・91歳)
「心のケアというか…(女の子が)一番ショックを受けられた。小学校に入るまでに何とか元の笑顔に戻ってほしい」
女の子は男性の謝罪に対して何も語らず大粒の涙を流しました。それでも男性にはまだ運転したい気持ちがあるようです。
「まだディーラーは『●●さん(男性)運転できる』と言っている。だから一生懸命、次の(車のこと)を…」
(女の子の祖父)
「いやいや運転できない。ディーラーは車を売りたいからそう言っているだけで、無理無理無理」
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