しかし、信頼回復にはほど遠いと思われかねないビッグモーター社員の言動が、取材で新たに明らかになった。
担当者:
お客様の対応につきましては、これ以上こちらで対応いたしかねることでございますので。
利用客(Aさん):
こちらっていうのはどちら…?
担当者:
…(通話切断)。
担当者によって、一方的に切られた電話。
これは購入しようとした車をキャンセルした際にかかった費用について、疑問を訴える利用客とビッグモーター社員との電話のやりとり。
利用客(Aさん):
今までさんざん、こういうようなひどい対応されてきて、もうまったくもって誠意が見られないですよね。
事の発端は、約2年前。
Aさんの父親が車の購入を検討したことにさかのぼる。
この時、車を取り寄せるために書面を交わしたというが…。
利用客(Aさん):
いろいろと内容を拝見したところ、不自然な点も多かったので、ちょっとこれはおかしいと父と話をして契約解除を(申し出た)。
購入を見合わせることを伝えたあと、車が届いていないのに、違約金50万円余りをビッグモーター側に要求されたという。
車を外部オークションで仕入れたことで、費用がかかったことが理由だと、ビッグモーター側は主張。
利用客(Aさん):
まったくそういうオークションで購入したとかっていう話も聞いていなくて、向こうとしては、もうこれ以上のやりとりをまた長引かせると、営業妨害で訴えるとか。
解約できないという強固な姿勢を前に、違約金50万円を払わざるを得なかったというAさん。
しかし、ビッグモーターの不正な手口が次々と報じられたあとに、あらためて契約書を確認すると、重大な事由があれば契約解除できるとの記載があったことに気づいた。
度重なる門前払いのあと、Aさんは当該エリアの責任者と電話で話をすることができたものの…。
https://www.fnn.jp/articles/-/588044?display=full