ロシア軍が既に「大規模攻勢」を仕掛けているとみられるウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍の損害が顕著となっている。州北部の重要拠点バフムトと並んで州西部ウグレダル周辺が激戦地となり、ウクライナ軍当局者は13日、「ロシア軍は過去1週間だけで戦車36両を含む装甲車両130両を失った。戦車大隊1個分に等しい」と地元メディアに述べた。
英国防省によると、ロシア軍の1日当たりの戦死者数は、最も多かった昨年2月のウクライナ侵攻開始時の規模に近づいている。ロシアの民間軍事会社「ワグネル」は最近、「受刑者の戦闘員の募集は完全停止した」(創設者プリゴジン氏)と説明しており、軍全体の兵員確保に苦慮すれば、プーチン政権が否定している動員「第2弾」が現実味を帯びる。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2023021300892&g=int


