最近の3つのニュースは、電気自動車(EV)への反発からトヨタ自動車などの日本の自動車メーカーが、アメリカのデトロイトスリー(フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ=GM、クライスラー)と同様の衰退に陥る危険性があるのではないかという疑問を抱かせた。
■シェアを奪われる日本メーカー
最初のニュースはスタンダード&プアーズからの情報で、テスラを購入したアメリカ人の40%が、トヨタとホンダを中心とする日本メーカーから切り替えたというものだった。
多くのテスラ車は高級車のような値付けがされているが、最も影響を受けた車種には、トヨタのカムリ・RAV4や、ホンダのアコード・CR-Vなどの中流層向けのモデルが含まれる。いったんブランドロイヤルティが失われると、それを取り戻すことは容易ではない。
2つ目のニュースは、中国での新車販売の25%がEVとプラグインハイブリッドで構成されている中、日本メーカーは販売面で影響を受けているというものだ。中国経済の低迷により、今年最初の3カ月間で自動車販売台数が減少したが、日本メーカーの落ち込みが最も大きく、前年比で32%も減った。
これに対して、アメリカとヨーロッパのメーカーの減少はわずか9%にとどまっている。世界最大の市場でシェアを失うことは良い兆候とは言えないだろう。
最後のニュースは最も衝撃的で、今年1月23日に掲載されたブルームバーグ記事によると、2022年に中国はドイツを抜いて世界第2位の自動車輸出国になり、今後数年で日本を追い抜く過程にあるという内容だ。記事中で、ある中国自動車メーカーは、早ければ今年にもその可能性があると語っている。
これも主にEVの影響に関するものだ。2022年末にかけての数カ月間、中国からの自動車輸出はEVが半分を占めていた。テスラやGMと、国営企業SAICの合弁会社など、海外メーカーが参画してこうした輸出車の多くを中国国内で製造している。また、BYDのような国内企業もEVを製造しており、同社は3万ドル程度の価格で裕福な国々に向けて輸出している。
2022年上半期、中国からの乗用車総輸出数のうち西欧向けが約34%を占めた。フィッチ・ソリューションズは、ヨーロッパのEV市場における中国のシェアは、2022年の5%から、早ければ2025年には15%に上昇すると予測している。つまり、日本メーカーは、中国国内だけでなく、収益性の高いグローバル市場で中国の競合に売り負けているのだ。
■目を覚ましつつある日本勢
こうした中、日本の自動車メーカーがようやく目を覚まし、何らかの変化を起こしていることは朗報だ。トヨタは最近、2030年までにバッテリーEV(BEV)を250万台生産するという目標を発表した。この目標は、現在の世界販売台数の35%に相当する。
また、ホンダは、2030年までに現在の販売台数の半分に相当する200万台のBEVを生産することを目標に掲げている。以前は、ハイブリッド車を含む「電動化」に重点を置いていたため、BEVの目標はより曖昧だった。日産の目標は、2030年までに電化車を50%から55%にするという、まだ曖昧で圧倒的なものだ。
とはいえ、こうしたメーカーは、ハイブリッド車のように人気を失いつつある車や、プラグインハイブリッド車(PHEV)や本当に無駄な燃料電池車のように人気を得ることができない車に、巨費も投じて、まだ賭けをしようとしている。
EVボリュームスによると、2022年にはBEVとPHEVを合わせた世界での販売台数はハイブリッド車の販売台数を抜いた。また、BEVの販売数はPHEVの3倍に上り、エレクトロマップスによると、ヨーロッパでは2022年、BEVの販売数が伸びた一方で、PHEVの販売数は落ち込んでいる。
2018年、アメリカではPHEVとBEVの市場シェアはともに0.7%だった。2022年末には、PHEVのシェアはまだわずか1.4%であるのに対し、BEVのシェアは6.3%に達し、今後も上昇することが見込まれている。
日本で起きている変化が十分なのか、それとも、「変化が小さすぎるうえ、遅すぎるのか」は現時点では見通すのが難しい。
皮肉なことに、日本の自動車メーカーがデトロイトスリーに対して行った仕打ちとまったく同じことを、中国勢が日本勢にしているように見える。さらに、有利な寡占企業が技術と市場の変化に適応できない、という同じ理由が原因となっているのだ。
全文はこちら
https://toyokeizai.net/articles/-/673087
バカ、わかってねえなw
>>2
普及率の上限値について予想しようぜ
たぶんドイツとか意識バカ高い系でせいぜい30%程度で推移
(瞬間的に売上で50%越えはあるかもな)
途上国とか第3世界は行っても10%か15%以下だとおもーわ(楽観杉かねw
数年後どんだけ減ってるか分かるだろう
日本の軽規格EVとか中華EVより絶対優れていると思う
間違いなく気楽ではないな
日本の車のことは日本の車屋が一番わかってる
余計なお世話って言葉知ってるか?当事者が決めるんだよ
えらい上から目線の記事だがこの記者は当然ながらEVに乗ってるんだよな?
そらEVに未来など無く盤石の売り上げがあるからだろ
逆だ欧米が必死なんだよ
エコカーじゃ日本と全く勝負できないからEV EVって言ってる
脱エンジンは無理そうだから合成燃料は認めてとか言い始めている
EUはすっかりハイブリッド大国になった
欧州4月シェア 、BEVはシェア減、ハイブリッド32%で圧勝
EU 乗用車販売 燃料別シェア 4月
HEV 24.8%
PHEV 7.4%
BEV 11.8%
日本車には今までアフターサービスし続けた既存店舗が世界中にあるんだから慌てる必要ない
中国などの新興メーカーが一から信用を得るのは十年かかる
だから、全パトカーがEVになるまで庶民は慌てて買わなくてもいいのよ。
緊急時に使えないってことなんだから。
車なんて先行すればいいってもんじゃない
他のメーカーの事故や不具合を検証してから改良型を出した方がいい場合だってある
EVなんか世界中で、数ヶ国しか運用出来ない
アフリカ、中南米、東南アジアなど電気が来てない、毎日停電なんて普通、この先まだまだガソリン車www
EVEVって数年前の原発移民でワーワー言ってたのに似てるよね
声高に叫んでたヨーロッパは今やもう方針転換して見る影もないけど
EVが主流になるには技術革新がまだまだ足りてない
電気自動車を所有するぐらいなら公共交通機関で移動する方がマシ。
どんだけ間違った道を進んでても、最終的には間違いに気付く常識というブレーキが掛かると思ってたんだろ
日本の常識、世界の非常識なんだよ
40年くらい前かな、VWがエンジン横置FF2ボックス新レイアウトのゴルフを発売してそれが世界的ヒットとなり
小型自動車の革新の先駆けとなった、また国内でも同じくFFマツダファミリアが大ヒットを飛ばしトヨタカローラから
小型車販売台数の首位を奪った。
マスコミはトヨタの牙城崩れる、FR3ボックスのカローラは時代遅れと書き立てたがそれでもトヨタは焦らず騒がず
その後、カローラスプリンターの主力車からタ―セルコルサカローラⅡという派生車種まで投入し一気にシェアを奪還する。
その間マーケット分析に余念がなかったトヨタは中型車はFRセダンを得意としてマークⅡ現象と呼ばれるメガヒットまで飛ばす。
ガソリン車なんか禁止だ!ってしたどこぞの国が
自国のメーカーが悲鳴あげて困ってなかった?