1:名無しさん




大動脈解離(解離性大動脈瘤)は死亡率の高い疾患であり、大動脈壁の内層(内壁)に裂け目が生じることにより惹起される。大動脈解離の多くは動脈壁の劣化によって発生する。大動脈壁の内層の裂け目に血液が流れこむことで外層から中層が解離し、その結果、大動脈壁に偽の血流路(偽腔)が形成される。

典型的な症状は、突然の激痛である。さらに大動脈から分枝している動脈の分岐部が塞がれ、血流が遮断されることがある。それに伴い、関連する臓器に障害が引き起こされる。解離した部位から血液が漏れ出して胸部に貯留することもあり、特に心臓に近い場合には、心タンポナーデを惹起し、致命的な事態となる。

大動脈解離を治療しない場合、約75%が2 週間以内に死亡する。治療した場合、最初の2 週間を超えた例の5 年生存率は60%、10 年生存率は少なくとも40%である。専門病院での手術中の死亡率は、心臓に近い部位の大動脈解離(A 型解離)で約15%である。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001uau3-att/2r9852000001uwac.pdf