北欧で「リベラルの願望とは真逆の展開」が起きる皮肉な事態に、憧れの的だったはずのデンマークで……

欧米の先進国では、極右政党、ないしは新興の右派ポピュリズム政党が支持を伸ばし、伝統的な大衆政党は力を失っている。

特に衰退が著しいのが、中道左派政党だ。100年以上の歴史を持つものもある各国の伝統的な中道左派政党は、軒並み有権者の支持を失っている。悲惨なのは、本来のターゲット層であるはずの労働者階級の支持が極右やポピュリズム政党に流れていることだ。

そんななかで、メッテ・フレデリクセン首相率いるデンマーク社会民主党の人気は安定している。

米紙「ニューヨーク・タイムズ」によると、2019年の政権奪還以来、デンマーク社民党は世界中の中道左派の理想となるようなリベラルな政策を実行し続けてきた。ブルーカラー労働者に有利な年金改革、家賃高騰の規制、気候変動対策のための炭素税の導入、中絶の権利の拡大、ウクライナ支援の徹底などだ。そして、大学までの無償教育、手厚い失業保険、無償の医療など、有名な福祉国家的政策も続けている。

しかし、デンマーク社民党が他国の中道左派政党と大きく異なる点が一つある。それは、断固とした移民政策を打ち出し、移民を制限する路線をとっていることだ。

一部の左派からは「裏切り」と批判されるこの路線だが、これこそが、デンマーク社民党が支持を失っていない要因ではないかと、注目されはじめてもいる。

福祉国家の維持
ニューヨーク・タイムズによると、デンマーク社民党は1980年代から積極的な移民受け入れ路線を推進した。

しかし当時から、労働者階級が多く住むコペンハーゲン郊外の社民党の首長や地方議員たちは、物価が安い同地区への移民の大量流入が地域のインフラや雇用を圧迫していると警告し、「線引きが必要だ」と訴えていた。

これに対し党の上層部や国政政治家は、差別主義者というレッテルを貼られることを恐れてか、その声を顧みなかったという。

2015年、社民党が国政野党に転落した後に党首を任されたフレデリクセンは、かつての党上層部の対応は間違いだったと明言し、入国規則の厳格化、移民の社会統合の強化、移民の根本原因を絶つための対外援助の拡大という3本柱の移民政策に舵を切った。

これは決して人気取りを目的としたその場しのぎの政策ではなく、社会民主主義的な本来の福祉国家路線へ回帰したにすぎないとフレデリクセンは主張する。

「社会に外から流入してくる人が多すぎるとき、その代償を最も多く払うのは、労働者階級、あるいは社会の下層階級です。金持ちや、高給取りで良い仕事に就いている人ではありません」と彼女はニューヨーク・タイムズに語り、外部からの無尽蔵な受け入れと社会的弱者を支える福祉国家の持続は両立できないと断言する。

手厚い福祉国家が成り立つ前提は、市民社会がある程度の一体感を持って、お互いのために高い税金を払ってもよいと納得していることだからだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20b2fd9035f2f8c98a8a166396d07325ea8f7e24

スウェーデンから移民が入って来るのを徹底的に阻止してる。

左派の正しい顔か

政権取れる見込みのない、信念ゼロの泡沫が
口先だけのポピュリズムに走るのはどこも同じ
リベラルじゃない左派って何よw

北欧ってもう優等生国家でなくなってるという報道が多い
いったい何が起きているんだ

当たり前、移民による実際の弊害、しわ寄せは労働者階級に帰着するのだから

移民なんて元々安い労働力ほしさで始めたようなもんだよな

法人税上げて、消費税を下げれば、企業は意図的に赤字する為に設備投資や賃上げをする。
設備投資すれば少ない人数で回せて移民不要、賃上げで日本人も集まる。
今日本がやってるのは、人為的に人手不足にして移民を入れる状況を人工的に作り出してる。

幸福追求の単位である”仲間”の範囲をはっきりさせることが、福祉国家の第一歩だからな。

日本でも左が日本人ファーストと言えば支持される

日本の左派は絶対に真似できんやろな

日本のメディアが報道しない北欧の現実だよ～

要するに、リスクを想定してシンガポールみたいに最初から厳しくしとけば非難されないんだな

右翼も左翼もまず自国民を幸福にする手段でしかないからな
他国民はあくまで利用する道具でしかない
自国民より優先するなど本末転倒や

デンマークってそういう国なのか知らなかった、面白い。