日立鉱山の大煙突は1993年2月19日、約3分の1を残して倒壊したが現在でも現役で使われている。煙突から煙が出ているのが解る。大煙突は完成当時世界で最も高い煙突で約155.75mであった。日立鉱山の経営の重荷となっていた煙害問題の軽減に役立った。 pic.twitter.com/s6XkF9wull
— 歩鉄の達人 (@hotetunotatujin) July 13, 2025
日立鉱山の大煙突(ひたちこうざんのだいえんとつ)は、茨城県日立市の日立鉱山で1915年(大正4年)3月1日に使用が開始された高さ511フィート(約155.75メートル)の煙突である。日立鉱山の大煙突は完成当時世界で最も高い煙突であり、日立鉱山の経営の重荷となっていた煙害問題の軽減に役立った。
その後は鉱工業都市日立の象徴的な存在となり、また大煙突の建設は新田次郎の小説『ある町の高い煙突』の中心テーマとして取り上げられ、その存在が広く知られるようになった。しかし1993年(平成5年)2月19日、約3分の1を残して倒壊してしまう。倒壊後に改修が行われ、高さは54メートルとなってしまったが煙突としての利用が続けられている。
1976年(昭和51年)7月の自溶炉閉鎖後、大煙突の老化がささやかれるようになった。煙突表面の汚れやコンクリートの脱落が目立つようになってきたのである。1991年(平成3年)の夏頃には大煙突の一部に穴が開いているのが確認され、斜めに亀裂が走っているのも発見された。このような大煙突の老朽化が明らかとなったため、煙突の保全策の検討が始まり、ゼネコンへの接触も始めていた。しかし修理を行うにしても大煙突の巨大さと現場の足場の悪さ、そして何よりも作業中にコンクリート片が落下する危険性があり、修理を行うにしても困難が予想された。
1992年(平成4年)11月末には大煙突最上部の鉢巻部分の一部が欠けたことが確認された。そして1993年(平成5年)に入ると、煙突本体が傾いていることが観察された。これは大煙突にいよいよ寿命が訪れようとしている予兆と見られた[137]。
1993年(平成5年)2月19日、大煙突は下部約3分の1を残して倒壊し、煙突の倒壊によって落下したコンクリートによって煙道の一部も破損した。倒壊の原因は1974年(昭和49年)に名古屋大学工学部土木工学科が大煙突の調査を実施した際に指摘した、建設時にコンクリートの打ち継目処理が不十分であった点にあると考えられている。また崩落したコンクリートの量は約1,200トンと推定された。大煙突の倒壊は煙突を長年シンボルとしてきた日立市民に大きな衝撃を与えた。マスコミ各社は日立のシンボルの倒壊を報道し、大煙突の周辺は危険防止のために立ち入り禁止とされたが、連日多くの市民が大煙突の倒壊現場近くを訪れ、また大煙突を望む大雄院にも多くの市民が詰め掛けた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E9%89%B1%E5%B1%B1%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%85%99%E7%AA%81
住友の別子銅山は煙害対策で四阪島で精錬したが期待通りに煙が拡散せず今治市沿岸に被害が出て賠償金を払った。
— ノッチ (@notch1960) July 13, 2025
住友は戦前のうちに硫酸の完全回収&中和により煙害の完全解決に至った一方、日立の完全解決は戦後までずれ込んだ。
— peruperu (@peruper3988186) July 13, 2025
あれだけ大きな煙突が折れたのに、その瞬間を誰も見てないという不思議。麓の小学校に通っていた者です。倒壊した時間は校庭で縄跳び大会でした。音もなんにもしなかった。休み時間に誰かが「大煙突がない!」って叫んで、それからみんな気づいて騒ぎになった。
— うっかりうっちゃり (@6agzjLbsOisilsL) July 13, 2025
高いところまで煙を運ぶことで山枯れの原因物質を広く薄くばら撒くというパワープレイ
— とれはんにゃ (@treasurehuntmoe) July 13, 2025
3分の1倒壊してもこの高さかぁ
— ときドキ探検隊。 (@todotan00) July 13, 2025
倒壊した煙突はひっそり緑に埋もれてるのかしら……
郷土のシンボル的な存在でした
— mytunes78to93 (@mytunes78to93) July 13, 2025
大正初期に150mの煙突を一年で建てたというのは驚きでしかありません
残念ながら80年後にひっそりと折れてしまいましたが…
日立市に住んでた頃、遠くから帰ってきて大煙突が見えてくると「帰ってきたんだな」ってなった
— 紅い眼鏡@献血309回 (@nori0094) July 14, 2025
折れた当日も日立市の某地元大手企業で働いていたけど、だれも気が付かず
折れてから、「あれ?折れてる?」となった
( ・`ω・´)ナン…ダト!?
— アヲハタマスミ★日曜日 東L20b (@AohataM) July 13, 2025
近所にあったけど妄想の産物で失敗作みたいにいわれてた記憶だけど現存してるものあったのか
>>
山肌を伝って山の上に建てるエントツ
廃業後しばらく立ってたけど崩れると危ないというので上半分は撤去されてしまった(´・ω・)
— アヲハタマスミ★日曜日 東L20b (@AohataM) July 13, 2025
道路の下を通して向かいの斜面を登って尾根部に短い煙突が立っていた。
周辺はなぜかロックガーデンに pic.twitter.com/9Yg59wJRzP
日立駅跨線橋から見えているのがそうですね。 pic.twitter.com/JWM71ni1q7
— パシフィック231 (@allmendstr) July 13, 2025
どのくらいだったのか気になって拾って来たけど、凄い大きさだったんだな🤔 pic.twitter.com/qpPbkfZPty
— Gyoza Taro (@AsianLife13) July 13, 2025
初めて知ったけどノスタルジーを感じます
— にゃん太P (@nekoyanaginyant) July 13, 2025
新田次郎さんの小説に出てくるやつかしら・・?🤔
— やったらん (@YAwTC2rCMjX4tXQ) July 13, 2025
一瞬、下から伸びてる管が倒壊した残骸かと思った💦
— ゴン氏🚑🌂 (@white_1110) July 13, 2025
大煙突が折れた当時、日立市住まいで学生やっていました。
— 椛@nagi (@appgame_NAGI) July 13, 2025
丁度授業合間の10分の休み時間の出来事で、自分は教室にいたので見ていないのですが、倒壊のその瞬間を見てしまって、あまりのショックに泣き崩れた子がいました。
まさに学校中が大騒ぎになったのを憶えています。
東京タワーの約半分の高さの煙突を山に作った昔の人すげーな
— カルビ@世界一の地球儀 (@mk_f1991) July 13, 2025
゚д゚)どうせ対策打つならと文句なしのでかい煙突を作ったんやろな。
— サンダーラプター (@thunderraptur) July 13, 2025
晴れてたら30~40Km離れても視認可能な大煙突
— AKIRA_TRYSTAR (@AKIRA_TRYSTAR) July 13, 2025
倒壊だったのか&現役なんだと二重の驚き(゚◇゚)ガーン https://t.co/ZJKFgD6Pi7
新田次郎さんの「ある町の高い煙突」のモデルでもある大煙突。
— 椛@nagi (@appgame_NAGI) July 13, 2025
折れた今でも日立市のシンボルになっているのだから市民の思い入れの深さを感じられる。
「ある町の高い煙突」は映画にもなっているので、興味のある方は是非見てみて欲しいな。 https://t.co/ox3Lx44xs6