1:名無しさん




女性の感性がクルマを変える!? ― ボルボのコンセプトカー「YCC」日本初公開 2005年10月4日、ボルボ・カーズ・ジャパンは、女性スタッフによって企画・開発されたコンセプトカー「YCC(Your Concept Car)」を日本で初めて公開しました。

■ 女性主導で生まれた「理想のクルマ」

YCCは、ボルボ社のエンジニアやデザイナー、広報担当など、各分野で活躍するベテラン女性9名によって開発されたコンセプトモデルです。プロジェクトは、「女性が満足するクルマをつくれば、男性も自然と満足するはず」という信念のもと、2001年秋に始動。2004年にはジュネーブモーターショーで世界初披露されました。

プロジェクトリーダーのエヴァ・リサ・アンダーソン氏は、「女性ユーザーは常に“エクストラ”を求める」と語り、YCCはパワーやデザイン性はもちろん、使い勝手や快適性といった細部にもこだわって開発されたとのこと。高性能でスタイリッシュ、そして実用的なクルマは、もちろん男性にとっても魅力的な存在です。

■ 細やかな配慮が詰まった設計

YCCの主なターゲットは、家庭と仕事を両立しながら、クルマにプレミアムな価値を求めるキャリア志向の女性たち。ボディは2ドアクーペで、逆V字型にくぼんだボンネットによって前方視界を確保。リアガラスはボディの端まで延長され、後方視界も良好です。さらに、Bピラーを後方に配置することで、見切りのよさと開放感を両立させています。

ドアは横開きのガルウイング式で、68cmのスペースがあれば開閉可能。ドアの開閉と連動してサイドシルが回転し、乗降性にも配慮された設計です。

インテリアにも細やかな工夫が光ります。シートは2+2の配置で、電動でステアリング、シート、ペダル位置を調整可能。Aピラー内側には、適切なシート高を示す「エルゴビジョン」という独自機能が備わっており、特許出願中とのこと。

また、シフト操作はステアリング上のスイッチで行い、サイドブレーキは電子化。これによりセンターコンソールはすべて収納スペースとして活用できるようになっています。

https://www.webcg.net/articles/-/13104