1:名無しさん




建設などにかかった初期投資費用は総額2千数百億円といわれる。総合保養地域整備法(リゾート法)の適用も受けている。

ハウステンボス自体の入場者は1996年度には380万人を記録したが、2001年度の入場者は293万人まで減少、2003年には、初期投資の負債2,289億円を解消できず、会社更生法の適用を申請して破綻に追い込まれた(改正会社更生法の第1号適用)。メインバンクであった都市銀行の統合合併を前に、融資先から一斉に債務処理を迫られる事態となったためである。これによって、ハウステンボスカントリークラブ ジャックニクラウスコース、ハウステンボス商事、長崎バイオパークなどの関連会社とともに、十八銀行や長崎バスなど、出資していた地元企業も経営に打撃を被っている。2000年代後半には入場者が激減してゴーストタウン化していた[8]。

2010年4月からはエイチ・アイ・エス(H.I.S.)が中心となる新たな経営再建が開始され、澤田秀雄が社長に就任した。澤田は当初旅行代理店業のH.I.S.が経営そのものに関与するのを否定的に考えており、支援はするものの経営には関与しない方針であったが、九州財界からの度重なる要請に応えて社長に就任した。澤田は金融機関と交渉により当時残っていた60億円の債務の8割の債権放棄を受け、残債務も九州財界から出資金で弁済し、債務ゼロの状態で経営を開始した。佐世保市から固定資産税納付額に相当する再生支援交付金を10年間受け取る約束も結んだ[9]。2010年3月13日に西日本鉄道(西鉄)が出資に参加することを表明し、西鉄の他、九州電力、九電工、西部ガス、九州旅客鉄道(JR九州)もハウステンボスに出資することを表明した。H.I.Sの傘下に入っての事業再建を始めて初の決算で、「開業以来初の営業黒字に転換しました」と公表した[3]。

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