1:名無しさん




緊急報道への備えが重要な仕事

2024年度から、月曜から木曜まで、日中のニュースを伝える仕事をしています。「正午のニュース」は、最新のニュースを入れるために放送ギリギリまで原稿の推敲が続いているので、事前に手元で原稿に目を通せないこともあって、今でもドキドキしながら担当しています。ただ、定時ニュースを伝えるだけではなく、実は緊急対応が重要な仕事なんです。日中の多くの時間、ニュースセンター内のスタジオに一番近い席で待機しています。休憩などで席を離れ、別のアナウンサーが待機する時間もありますが、そうしたときにも、何か起きれば駆けつけて隣でサポートします。正午ニュース担当者は、緊急報道の”屋台骨”とも言えます。

令和6年能登半島地震が起こったときは、別のアナウンサーの待機時間でした。最初の緊急地震速報を受け、すぐにスタジオへ向かい、サポートに入りました。大津波警報が発表されてからは、バトンタッチして放送を担当。そうした時に備えて、緊急対応の訓練を日頃から行っています。スタジオでの実践的なものだけでなく、自主練習もします。アナウンス室には防音のブースがあるのですが、そこで大津波警報などを想定して強く呼びかける練習を繰り返し行ってきました。普段の放送では、率直な疑問を専門家や記者にぶつけるなど、「分かったつもりにならない」ことを大切にしていますが、元日の放送が少しでも視聴者の皆さんの役に立ったのか、自問自答する日々です。

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https://www.nhk.or.jp/saiyo/interview/004/