韓国即席麺の海外での人気の高まりを受け、韓国食品大手の農心、三養食品、オットゥギの7~9月期の業績が前年をはるかに上回ったことが分かった。
農心が14日までに公開した7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比103.9%増の557億ウォン(約63億5800万円)だった。売上高は8559億ウォンで5.3%増え、純利益は76.9%増の500億ウォンだった。
同社の関係者は「米国、中国など海外法人の営業利益が約200億ウォンで、国内法人の輸出利益を合算すれば7~9月期の営業利益の半分以上を海外事業で得た形」と話した。
農心は米国での事業が成長傾向を示している点を踏まえ、米国に新たに工場を設立する計画だ。昨年、第2工場が完工して供給量を増やしたが、早ければ2025年にも第3工場の着工を行う。
三養食品の7~9月期の営業利益は434億ウォンで、前年同期比124.7%増加した。売上高は3352億ウォンで、四半期ベースで過去最高を記録した。
売上高の約72%に当たる2398億ウォンは海外事業によるもので、四半期ベースで海外事業の売上高が2000億ウォンを超えたのは今回が初めて。
三養食品の今年1~9月の売上高は8662億ウォンで、「年間売上高1兆ウォン」の目標を達成するとみられる。
三養食品は主要製品の輸出増を受け、2025年に慶尚南道・密陽に第2工場を建設する予定だ。同社は現在、輸出する製品を全て国内で生産している。
オットゥギは7~9月期の営業利益が830億ウォンで前年同期より87.6%増加した。売上高は9087億ウォンで10.6%増えた。
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