9日の戦勝記念日パレード、外国首脳の出席ゼロ…報道官「招待しなかった」
旧ソ連による対独戦勝記念日である5月9日にモスクワの「赤の広場」で行う軍事パレードに、外国の首脳が一人も出席しない見通しとなった。露大統領報道官が4月末、ロシア通信などに明らかにした。参加者や登場する兵器も減らす予定で、ウクライナ侵攻の影響が、プーチン大統領が特に重視する行事にも及んでいる。
報道官は、戦勝記念日は「我々ロシア人にとっての祝日だ」と述べ、「外国首脳を招待しなかった」と説明した。戦勝75年の節目だった2020年には米欧や日本の首脳も招待していた。
露国防省が4月29日に発表したパレードの概要によると、今年の参加者は昨年より1000人程度少ない約1万1000人。披露する戦車や対空ミサイルなどの装備は約130と、昨年より約60減る見通しだ。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220501-OYT1T50100/