何度申請しても給付されないことが指摘されてきたコロナ支援金で、新たな問題です。年末になって追加書類を求められた男性。期限は「元日」と書かれていました。
中小企業経営者
「こういう封書で、ここに日にちが入っています。1月1日は私達もそうですが、普通休みですよね。びっくりしましたがありえないです」
こう話すのは中小企業経営者の男性。申請したのは、新型コロナの影響で売上が半分以下になった中小企業などに給付される月次支援金です。 去年5月分の申請を7月に済ませましたが、11月まで3か月以上放置され、書類の不備を直すよう求める通知が届きました。
皆川玲奈キャスター
「3か月半経って、ようやくじゃないですか?」
中小企業経営者
「そこが地獄の始まりだった。ものすごい膨大な量の領収書を全て出せと。修正して(書類を再度)出して、それからずっと不備を繰り返す」
書類を修正して提出しても、給付にならないことが7回にわたりました。 その後、去年12月23日付けの封書には、書類提出の期限が「元日」と書かれていました。男性は休みを返上して、なんとか年内の28日に書類を提出しましたが・・・。
中小企業経営者
「我々が不備の修正を出したものは、審査されないまま1月1日に期限を迎える。こんなひどい話はない」
その元日は相談窓口や審査担当の部署は休み。結局、年を越してもなんの連絡もなかったといいます。
支援金業務を所管する中小企業庁は・・・。
「元日の期限というのはシステムで管理しているため、機械的にそうなってしまいました。申し訳ないと思っております」
中小企業庁は気づいた段階で期限を今月7日に延長したとしていますが、申請者に手紙やメールで知らせることはなかったといいます。
中小企業経営者
「支援金の制度、仕組み、窓口の方とか審査の方も申請者の気持ちになった寄り添った対応は全くしていない。つらいのは申請者だけ」
1月8日 16時29分 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4443718.html
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