11日のニューヨーク株式市場で米電気自動車(EV)大手テスラの株価が前日終値と比べて9%近く下落した。 前日夜に自動運転タクシーの試作車「サイバーキャブ」を公開。2026年の生産開始を目指すとしたが、実現性への懐疑的な見方から売り注文が広がった。
テスラは10日、米西部カリフォルニア州で開いたイベントで「ロボタクシー」の試作車サイバーキャブをお披露目した。登壇したテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ハンドルやアクセルペダルがない高度な自動運転タクシーとして実用化するとし、価格は3万ドル(約450万円)未満となる見通しを示した。
25年にカリフォルニア州などで、運転手が不要な高度運転支援システムを実用化するとも強調。もっとも自動運転を巡ってマスク氏が示す日程は、これまで何度も変更されているほか、10日の発言内容は「詳細が乏しかった」(ロイター通信)ため成長の柱として期待していた投資家の失望売りにつながったようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/58e044a9fb4c2b54cc4ef26c3204d32361bdfd0a
別ソース
ウーバー株が最高値、テスラのロボタクシー発表は詳細がないと不評
ライドシェア大手のウーバー・テクノロジーズとリフトの株価が大幅高。電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が10日にロボタクシー「サイバーキャブ」に関するプレゼンテーションを行ったが、 技術的な詳細が欠けていたため、ライドシェア銘柄が買いを集めた。
ウーバー株は一時8.8%上昇して最高値を更新。リフトは約10%上昇する場面があった。 一方、テスラ株は一時10%余り下落した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c330075aa56f89daf8fca6ab527607bdc25d889
テスラ発表の無人タクシー、投資家の反応冷ややか-詳細乏しく
電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は10日、待望のロボタクシー(無人タクシー)「サイバーキャブ」のプロトタイプを発表した。だが、詳細にはほとんど踏み込まず、投資家の間ではテスラが野心的な目標をどう達成するのか懐疑的な見方が広がった。<中略>
テスラが先進運転支援機能の販売から完全な自動運転車へとどのように飛躍するのかについては触れられなかった。マスク氏のプレゼンテーションは技術的な詳細に欠け、サイバーキャブの自社所有・運営を行うかどうか、規制といったトピックについても言及しなかった。
ジェフリーズのアナリストが指摘したように、テスラのロボットタクシーは「実効性に乏しい」印象を与えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08692817e76ada88d66966d9d400a0bc941b611f