家計については先の記事でご紹介しましたが、今回は企業にいきます。
2023年11月08日、『韓国銀行』が「2023年10月中の金融市場動向」を公表しました。この中に非常に興味深いデータがあります。企業の資金調達についてですが、以下をご覧ください。
https://money1.jp/wp-content/uploads/2023/11/sozai_2058.jpg
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2023年10月中の金融市場動向」
http://www.bok.or.kr/portal/bbs/P0000559/view.do?nttId=10080415&menuNo=200690
まずご注目いただきたいのは、2023年01~10月の資金調達額(増減)です。
01~10月
2022年:103.6兆ウォン
2023年:76.1兆ウォン
2023年は「27.5兆ウォン」も減少しています。26.5%減です。
3割減というと言い過ぎですが、1/4減ったというのは驚きです。
これはGDPにとっての重要な「投資」に大きな影響を与える減少です(すでに韓国のGDP成長率は悪くなっていますが)。とりもなおさず、企業が不景気に陥っている証左でもあります。
また、特筆すべきは「社債」「CP」(Commercial Paperの略:約束手形の一種)の急減です。
社債の純発行額(01~10月)
2021年:17.1兆ウォン
2022年:-5.4兆ウォン
2023年:-0.3兆ウォン
これは純発行額なので、マイナスということは償還額の方が多かったことを意味しています。2021年には「17.1兆ウォン」も発行額が上回っていたのに、2022年には償還増(マイナス)に転じ、それが2023年も続いています。
なぜこんなことになるかというと、原因は金利です。
発行金利が上昇したために、社債発行よりも金融機関からの融資を受ける方向に転じたため、償還の方が多くなったのです
(それでも資金調達が減少している点に注意してください)。
CPも同様です。
CP・短期社債の純発行額(01~10月)
2021年:6.5兆ウォン
2022年:18.7兆ウォン
2023年:5.7兆ウォン
CPの場合は、マイナスにはなっていませんが、「2022年:18.7兆ウォン」から「2023年:5.7兆ウォン」に急減しました。
これはやはり金利上昇が原因ですが、2022年10月にあった『韓国レドランド』騒動の影響がいまだに続いているものと見られます。
全文はこちら
https://money1.jp/archives/116075
遊園地の倒産が国全体に響くものなのか
>>3
遊園地が問題なのではなく遊園地のケツモチしてた地方政府がケツモチなんてしねーよってバックレる宣言したから信用が崩壊したんじゃなかったか
そりゃあ国や地方政府がバックレるとか言い出したら信用なくなる
>>14
行政や公的機関が最初に逃げたら、そうなるわな
数字盛ってたってのもあるやろ
レゴランド建設の際の債券を自治体が保証してたが、その後都合悪くなったからその保証をなかったことにした
信用なくすってそういう事
レゴレゴレゴランドの件と、あと韓電の赤字埋めのための大量社債発行の件も効いているだろ。
誰が金貸してんのかと思ってたけど、社債の発行額マイナスで代わりに銀行が貸していたとはね
しかし銀行も不良債権だらけだろう。どこかが崩れればドミノ倒しのように色々巻き込みそうだな
>>1
その不渡り事件ってレゴランドは何も悪くないやつだろ
事件にレゴランドの名前当てるのもどうかと思う