1:名無しさん


嘘だろ……ここ取れるのかよ……

左派リベラルにとって致命傷に等しい一撃だぞ……(呆然)

何で呆然としているのか、ちょっと解説。
基本、選挙の支持層ってまんべんなく散っている訳でなく地域によって偏りがある。
その偏りがある地域で、相手候補に票差をつけないと勝てないのだ。

90年代後半から始まった小選挙区比例代表制において一区現象なんて呼ばれる左派・リベラル候補の躍進はそんな人口集中地帯から始まっている。

で、だ。 この武蔵野市というのは民主党政権時に首相になった菅直人氏のおひざ元。
言うなれば、居城があるような場所である。
接戦とはいえそこの城代家老が討たれた。
大逆風の中での自民大金星である。

はやくも、私みたいな人間が呆然としたり祝杯をあげていたりするのは、これがそのまま衆議院選挙で野党側にブーストがかからないって見せつけられたからである。
地方部はほぼ自民が抑えている。
だからこそ、人口が多い都市部でまくるのが野党の選挙の鉄板である。
そこが五分で分けるなら、地方を完全に固めきれる自民候補が逃げ切れるんだよ。

これ、岸田さんにとって大きいだろうなぁ。
解散しても勝てると踏める一勝なんだよ。この武蔵野市長選は。
本当に岸田さん持っているわ……

繰り返し言っているけど、政権が崩壊するパターンは支持率の低下ではなく、選挙の敗北なのだ。
菅政権は支持率の低下に合わせて選挙で負け続け、最後退陣に追い込まれた。
支持率が落ちようとも300票差だろうとも、勝てばよかろうなのだが選挙である。

正直、江東区長選挙での勝利で岸田さん耐えたかなと思ったが、武蔵野市長選の棚ボタ大金星で急いで総辞職に追い込まれるという事もなくなりそうでほっとしている。

真面目に、来年一月の台湾総統選まで耐えてくれるならと祈っていたからこの大金星は本当に大きい。
うん。私も祝杯をあげるか。

しかし、マスコミまじで選挙の戦略下手になったな。
全盛期なら、この二つきっちり取って『民意は我にあり』って突きつけたのに。
結局、12月特番前のネタでしか政局を処理してしまったからこういう事になる。
政権が動揺するネタを選挙前にぶつけてしっかりと有権者を野党側に走らせるのができなくなっているんだろうな。