1:名無しさん


 

 

ベトナムのダナンでの滞在中にローカル色の強い店で生野菜を含む食事を摂った後、4日目から下痢と悪臭を伴うガスが発生し、帰国後も水様性の下痢が続いているとのことですね。熱や嘔吐がないことから、以下のような原因が考えられます:

可能性の高い原因

旅行者下痢症(Traveler’s Diarrhea)
原因: 最も一般的な原因は、細菌性感染症(特に大腸菌の一種である腸管毒素原性大腸菌:ETEC)です。生野菜や十分に調理されていない食品、水道水、氷などを通じて感染する可能性があります。ベトナムを含む東南アジアでは、衛生環境が異なるため、こうした感染が起こりやすいです。
特徴: 水様性の下痢、腹部膨満感、ガス(悪臭を伴う場合も)。熱や嘔吐がなく、軽度~中等度の症状が続くことが典型的です。
潜伏期間: 数時間から数日(通常1~3日)。

寄生虫感染(例:ジアルジア症、赤痢アメーバ症)
原因: ジアルジア(Giardia lamblia)や赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)などの寄生虫が、汚染された水や生野菜を通じて感染する可能性があります。特にジアルジアは、東南アジアでよく見られます。
特徴: 水様性下痢、悪臭を伴うガス、腹部膨満感が特徴。ジアルジア症では症状が長引き(1週間以上)、悪臭のあるガスが顕著な場合があります。熱は通常出ません。
潜伏期間: ジアルジアは1~2週間、赤痢アメーバは数日から数週間。

ウイルス性胃腸炎
原因: ノロウイルスやロタウイルスなどが考えられますが、嘔吐がなく下痢が主症状の場合は可能性は低いかもしれません。汚染された食品や水を介して感染します。 特徴: 水様性下痢が主で、通常は数日で改善しますが、免疫力が低下している場合や特定のウイルスでは長引くことも。
潜伏期間: 1~2日。

食中毒(非感染性)
生野菜や食品に付着していた化学物質(農薬など)や、衛生的に問題のある調理環境が原因で、腸の刺激による一時的な下痢が起こる場合もあります。ただし、持続的な水様性下痢は感染症の可能性をより強く示唆します。