「高市で行くから」 自民党総裁選の行方を決めた麻生太郎氏の”号令”
小泉陣営には決選になれば、3位の林陣営と幹部同士が水面下で票の融通を調整し、「議員票でひっくり返せる」との戦略があった。「右手なら小泉氏、左手なら高市氏」-。林陣営では投票のサインを事前に決定。序盤に投票した議員は実際、右手で投票箱に票を入れて「小泉支持」のサインを送ったものの、一部は高市氏支持に流れた。
その一人、平井卓也元デジタル相は交流サイト(SNS)で「党員票で第1位となり、地元・香川において最も多くの支持を得た高市候補に一票を投じた」と書き込んだ。
最終盤で高市氏支持に振り切った麻生太郎最高顧問に対し、昨年は「高市包囲網」を主導し、石破茂政権の後ろ盾となった岸田文雄前首相は最後まで「沈黙」。重鎮の対応の差も作用した。旧岸田派の中堅は「小泉氏がもう少し競っていれば違った。岸田氏も諦めたのだろう」。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f46795de67efd4e3d7e6ef9ae308816c15a942f6

