アメリカ合衆国議会(以下、米国議会)にて、日本のハイエンドゲーム市場はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の独占状態にあるとの懸念が与野党から示されているという。与野党議員らは、日米デジタル貿易協定に反する状態にあると主張しており、米国通商代表(USTR)に対し日本政府との協議を求めているとのこと。海外メディアAxiosが伝えている。<中略>
マイクロソフトによるAB買収に懸念を示す政府機関もある一方、今回は米国の議員らによって日本のハイエンドゲーム市場においてSIEの独占ともいえる状態があるとの見解が示されたかたち。SIE傘下スタジオの作品にはPS版発売から一定期間を経てPC版が発売される作品もあるものの、Microsoft StoreやXboxでは発売されない作品も多い。また『Ghost of Tsushima』や『The Last of Us Part II』、今年6月22日発売予定の『ファイナルファンタジー16』など、PS独占の人気作・注目作も多い状況だ(関連記事)。一方のマイクロソフトも傘下スタジオの一部作品がXbox/PC独占となる予定を強調している(関連記事)。
なお、今回米国議会与野党議員らが示した書簡のなかでは、任天堂については触れられていない。日本のゲーム市場で任天堂は高いシェアを占めており、日本におけるゲーム市場を論じる上では当然外せない存在である(ファミ通)。今回米国議員らが示した懸念においては“ハイエンドゲーム市場”と限定されており、任天堂の存在が考慮されていない点には留意すべきだろう。今後USTRが日本政府と協議をおこなうのかどうか、また今後ゲーム市場がどのような変化を見せるのかが注目されるところだろう。
全文はこちら
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20230328-242080/