1:名無しさん




ジャカルタ―バンドン高速鉄道の正式名称、Kereta Cepat Indonesia China(インドネシア中国高速鉄道)は、今のところ駅や車体のロゴにこそ残っているが、それ以外の場面で公式に語られることはなくなった。

その代わりに導入されたのが、「Whoosh」という愛称である。この愛称、インドネシア語「Waktu hemat」(時間短縮)、「Operasi Optimal, Sistem Hebat」(最適で優れたオペレーションシステム)の頭文字を取って作った造語、かつ、高速鉄道が「シュー」っと走り抜ける擬音に掛けていると公式に紹介されている。今は現地メディアも高速鉄道の表記を、「Kereta Cepat Whoosh」、または単に「Whoosh」表記に統一している。車内放送でもこのように案内されており、「Indonesia China」という言葉を極力消したいという意向が垣間見える。

なお、余談ではあるが、この愛称、実際には、建設現場で中国人ダイレクターを中心に好んで使っていた掛け声「ウッス!ウッス!ウッス!イェス!!」から来ていると見られている。日系メディアでは、カタカナ表記で「ウーシュ」と書かれていることがほとんどだが、乗客からの質問に対し、公式のSNSアカウントが読みは「ウッス」であると紹介しており、元ネタは掛け声である可能性が極めて高い。もっとも、仮に「Whoosh」が中国由来の言葉だったとしても、気づく利用客などほとんどいないので問題ないということだろう。

https://toyokeizai.net/articles/-/713923