矢野事務次官の寄稿は「財務省の事務方トップが“会計学に無知識である”ことを世界に晒した」 ~高橋洋一氏が指摘(ニッポン放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c1d7e86aadbbb7d4baa56b25c81d08d623e9230
飯田)『文藝春秋』11月号に載りましたけれど、現役の財務事務次官が、政策に関して「バラマキ合戦」と批判したという記事について伺います。ここへ来て与野党に波紋が広がっていますが、どうご覧になりますか?
高橋)「ついにやってくれたな」と思いますね。
飯田)やってくれたな?
高橋)いままで表では言わなかった話を言ってくれたなと思いました。私も30年以上昔から、「これはおかしい」と思っていたのです。何がおかしいかと言うと、一般会計のフローと言って、収支だけで判断する。おまけにストックのところは債務だけしかないという。
飯田)いままで言わなかった話。
高橋)国の会計は一般会計以外にも、特別会計がたくさんあるのですよ。それがフローの段階では全部合わせていない。さらに、それを全部合わせたもので「バランスシートをつくって、債務だけではなく資産も見なくてはいけない」というのが会計学の基本なのですが、それに反している。最初から変だと思っていたのだけれど、政府のバランスシートをつくることがなかったから、きちんと説明できなかったのです。私が財投改革をやったときに、「政府のバランスシートをつくらないと絶対にできませんよ」と言ったら、「やっていい」と言われたのですよ。
飯田)バランスシートを。
高橋)一般会計以外も含めたものを全部つくったのですよね。それで初めてわかったのですが、「財政問題はない」というのはそのときからそうでした。
飯田)この主旨の部分は、各党の経済政策に対して、「政府債務がこれだけあるのに、こんなにバラ撒いてもいいのか」というようなことが書いてあったわけですが。
高橋)はっきり言うとバランスシートが読めないという、会計学から見れば0点という状況なのですよ。みんな「意見だから、意見だから」と言うけれど、前提となる会計学の知識が0点というのは恥ずかしいことですよ。
続く
>>1の続き
飯田)矢野氏はもう少し踏み込んで書いていたかも知れませんが、資産の部分について「いきなり売ると言ったって、山や道路は売れないだろう」ということが出て来ますよね。
高橋)それはどんな会計でも一緒ですけれどね。売れなかったときには、それを担保としてファイナンスするなど、いくらでもできるのです。要するに、財務省の事務方トップが「会計学に無知識である」ということを世界に晒したというのが、私はポイントだと思います。
飯田)昨日(12日)の閣議後会見のなかで、閣僚の方々が「個人の意見だ」とか、「いままで政府が言って来たことから反していない」というような、どちらかと言うと擁護的な発言をしています。
高橋)「ずっと間違いを続けていて平気?」ということです。中身について言えないでしょう。中身について唯一言えている人は、安倍さんです。
飯田)安倍元総理。
高橋)「あの論文は間違っている」の一言でおしまいです。
飯田)間違っている。
高橋)このように「間違っている」とはっきり言えないとダメです。「意見だ」などと言うのは誤魔化していますよね。従来と同じだと言うけれど、従来からずっと間違っているのです。みんな中身について言えないのです。これでお里が知れてしまう人が出て来ますよ。
飯田)経済同友会の櫻田代表幹事は、「書かれていることに100%賛成だ」と言っています。
高橋)それでは企業経営はできませんね。
飯田)選挙の直前で出て来たというのも、ハレーションを生んでいるところです。
高橋)官僚のやりたい放題であるという内閣の形を表していると思います。
マジにムカつくよね
財務省の事務次官がバランスシート読めないわけないだろうが
思想の違いでしかない
>>6
単年度予算のお役所体質を舐めるなよ
>>6
実際読めていないと思う
>>6
読めてる上で言ってるなら罪深いな。国民を欺く行為だよ。
>>6
分かっててわざと財政赤字を演出してるから余計に悪質でタチが悪いんだよなぁ
財務省の論理は将来のインフレデフレ無視してるから
まあ今回もさざ波みたいにマスコミに潰されるんだろうな
財務省は海外向けだと異様にまともになるから恐らくは省益のために敢えて言ったに過ぎない。
何故緊縮に拘るのか理解不能。民主党の六重苦に戻りたいのか。
>>27
省益のため。
裏にはマルクス経済学の実践てのがあるかもしれんけどね。
そのためには金の流れを全て財務省を通して行われる形にしたいのよ。
東大と言っても法学部学部卒主体だったからこういう頭でっかちになるんだろうねえ。
安全資産である自国通貨建の国債発行なのにどうやったらギリシャのような財政危機が起こるというのか
法政や東大の文系から財務省に採用するのやめろよw
こんなバカばっかやで
投資によって景気を回復し、税収増を狙うと言う概念が欠如している。そもそも現職の事務次官があのような場で意見を言うこと自体が非常識。官僚の立場を分かってない。
矢野だけじゃなくて財務官僚の多数が>>1で言うバカだろ
政府の連結バランスシートじゃなくて財務省単体で財政を考えてる
その方が増税に都合がいいから
国債刷り放題ならなんで財政ファイナンスが禁止されていて他の自国通貨建て国債発行してる国は財政規律に努めてるんですかね
現実として実際にやったらどうなるかは不明としても世界がそういう共通認識で成り立ってる以上通過価値が暴落しかねない賭けを国家ができるかよ
内需で9割10割まかなえるならともかく
小室直樹氏が存命の頃から言われてた話だな
B/Sの読み方知らない財務官僚ってのは
>>57
そうですね
「複式簿記は近現代に於いて最大級の発明のひとつであり、それ無くして資本主義は成立しえない」ぐらいの話をなさっていらした
同時に「公会計への複式簿記導入が必要」だとも
実際、たとえば英国の場合だと発生主義や連結決算などの制度が用いられ始めたと伝え聞いて早10年余
日本だと石原都政が公会計に複式簿記を導入して、これはメディアではあまり大きく扱われなかったが、かなり大きな功績と言ってよいとおもう
だから省から庁に格下げすりゃ少しは大人しくなるよ
住宅ローンを組んだ人に対して「あの人、5千万の借金があるみたいよ」と悪評を広めるようなもの
実際、石原慎太郎は都財政にB/S導入して
財務整理やって黒字にしたからな
んでその頃の反石原のHPに「東京都の大借金!」ってのが挙げられてたんで
その膨大な数字の元ネタ追いかけたら、
東京都のB/S負債の部の合計だったんで大笑いした記憶があるな
BSって調達源泉と循環過程を現したもんだからな
両方で考えなきゃ意味無いし
>>1
高橋洋一のいわんとすることは分からんでもないが、しかしすくなくとも一つ問題は残る。
日本の財政自体が分かりにくい。へそくりや隠しトビラのたくさんあるお化け屋敷みたいだ。
もうすこし外部から見通しがきき風通しのよい会計書類をつくれないと駄目なのではないか。
>>98
あちこち繰り入れする個別の会計を見てもややこしいから、全部まとめて見るしか無いだろう
バカというより。財務省としては自分達の利益を十分に確保したい一心から「バラまくな」という言葉が出てしまったのでしょう。
庶民へのバラマキは最も官僚の利益にならないバラマキですから
言論で不利になると「時計ガー」とか言い出す連中が湧くと思うけど
この事務次官もポリ袋を大量にパクってるところを週刊誌に撮られてるという地獄w
>>1
>高橋)はっきり言うとバランスシートが読めないという、会計学から見れば0点という状況なのですよ。みんな「意見だから、意見だから」と言うけれど、前提となる会計学の知識が0点というのは恥ずかしいことですよ。
ワロタ