1:名無しさん




彫刻刀をこれから始める方にとって、あまりに多くの種類やサイズがあるため、何を揃えればいいのか迷ってしまうのは当然のことです。実際、彫刻刀には丸刀、平刀、三角刀、印刀などの種類があり、それぞれに幅や角度のバリエーションも含めると、選択肢は何百通りにもなります。

ただし、すべてを揃える必要はありません。むしろ、最初から多くの本数を持っていても、使いこなせずに終わってしまうことが多いため、基本的な作業をこなせる“定番の5本”から始めるのが賢明です。

もちろん、何を彫るかによって必要な刀は変わってきますが、多くの彫り物に対応できる最小限の構成として、弊社がおすすめしているのは以下の5種類です。

丸刀(3mm):細かい曲線や輪郭の彫りに最適です。線の太さを調整しながら使えるため、表現力に幅が出ます。
丸刀(6mm):3mmよりも広めの面を彫る際に使います。曲線やくぼみの表現に適しており、立体感を出したいときに重宝します。
平刀(6mm):広い面を均一に削るのに便利で、下地を整えたり面を出す作業に役立ちます。仕上げの際にも重宝する基本の一本です。
印刀(6mm):直線的な彫りや、文字の輪郭を取るときに使用される切り出し型の刀です。彫り始めや終わりの処理にも向いています。
三角刀(4.5mm):輪郭線の強調や細かい模様を掘り出す際に使われ、切れ味の鋭さを生かしてシャープな表現が可能になります。。

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