今、中国は住宅価格の下落が続き、深刻な不動産不況に陥っています。
その不動産不況をさらに拡大させかねない火薬庫のような存在が、地方にある「融資平台」と呼ばれる中国版の三セクです。道路や地下鉄などインフラを整備する資金を調達するために地方政府が出資・設立した投資会社のことを指します。
「融資平台」は英語ではLGFVと呼ばれています。Local Government Financing Vehiclesの略で、Vehicles=乗り物、器、組織体を意味する単語のとおり、ある目的をもってつくられた組織です。
それは何かというと、地方政府がインフラ投資を行う資金を集めるためのものです。中国では、地方政府は中央から認可された債券発行以外、資金調達が認められていません。それを回避して、資金をより集めるためのVehiclesなのです。
地方政府による暗黙の保証を背景に、「別働隊」として低コストで資金を調達。民間では難しい不採算の大規模プロジェクトも手がけ、地方の“通知表”である、地域のGDPを押し上げてきました。
そもそも中国では、土地は国が所有しており、地方政府が土地の使用権を不動産開発会社に売って、その収入をインフラ開発などにあててきました。
不動産価格が上昇すれば、使用権の売却収入で財政は潤い、さらに「融資平台」の投資によって成長が加速し、また不動産価格が上昇する。
この好循環のビジネスモデルは、地方政府にとって「打ち出の小づち」となりました。「融資平台」の借金、債務の額は公的債務として公表されないまま、年々膨らみ、「隠れ債務」と呼ばれるようになったのです。
始まった逆回転
不動産価格が上昇していれば、この「隠れ債務」が問題になることはありませんでした。しかし、不動産不況が起きて不動産価格が下落、好循環が逆回転を始めたことで、「隠れ債務」が一気に表面化しました。
財政がひっ迫した地方政府に、巨額の債務を抱える「融資平台」を支援する余力はもはやありません。各地で工事がストップし、建設作業員への賃金の未払いも相次ぐなど、「融資平台」の資金繰りは急速に悪化。債務の返済を繰り延べる事例も出てきています。
IMF=国際通貨基金は、「融資平台」の債務がことしは66兆人民元、1350兆円余りにのぼると推計しています。
債務は右肩上がりで増え続け、5年前の2018年からほぼ倍増。「融資平台」がデフォルトに陥れば、金融市場は大混乱に陥るとの懸念が強まっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231110/k10014253391000.html
日本の国家予算どころかGDPも遥かに越えた額だな、資産は一体いくらあるんだろ
日本の赤字国債残高が2023年度末で
1068兆円だからw
日本の赤字国債額をはるかに超えてるw
>>3
これ、国債のような素性の良い債務じゃねえぞw
うわあめちゃヤバいw
>>7
あははっ
「地方政府の暗黙の保証」とか、もうヤバ過ぎwwwwww
あと、IMFの発表でコレってことは、融資平台がらみの債務があと五倍十倍あっても驚かない。
こんな莫大な負債、どうやって処理すんだよ
つーか、どうやったらこさえられるんだ?!
もっと多いって聞いた記憶があるんだけど…
一帯一路で債務の罠に嵌められた国々の負債より貸主の中国の方が遥かにヤバいブラックホール状態と言う
総額は、天文学的数字じゃね?
>道路や地下鉄など
「など」には高速鉄道が含まれているのが怖い
高速鉄道を通した先にビル群を作ったのか、ビル群が作られた所に高速鉄道を通したのか
鶏がさきか卵がさきかになるがヤバい事には変わりない
>>60
高速鉄道は別口やろ? 国と地方政府が折半で直接投資しとるって話や。
無人高層ビルと万里の長城は共に中国の代表的建造物
余りの額が大きすぎてピンとこない
>>81
月面に大型の恒久的基地を幾つも設置できる金額…かも。
月面じゃなくて、火星かも。w
いろいろ隠して、外部に発表した金額がコレってことでしょ?
この倍は負債があるんだと思う
たった一社で日本の国債残高より多いw
>>100
「融資平台」は業務形態で会社名ではない
先週のNHKスペシャルで力入れて報道してたよねぇ
凄いことになってる
1つの会社でそんなに借金あるの
>>115
一社じゃないよ。数千社あるそうだ。
> 中国規制当局は地方政府の融資平台(LGFV)数千社について活動の監視を強化する。
https://jp.reuters.com/article/china-debt-lgfv-idJPKBN30H0OQ
これ氷山の一角ってまじすか?
逆にどうやったらここまで負債作れんだよ