国際サッカー連盟(FIFA)はロシアをカタールW杯の欧州予選から正式に除外することを発表したが、ポーランドが不戦勝となったことに対してスウェーデンがクレームをつけた。
W杯出場の残り3枠を争うプレーオフ・トーナメントのグループBには、ロシア、ポーランド、スウェーデン、チェコの4か国が残り、24日の準決勝でロシアとポーランド、もう1試合の準決勝でスウェーデンとチェコが対戦予定だった。
だが、ロシアの除外によりポーランドが不戦勝で29日の決勝へ進むことになったため、もし決勝へ進めば、1試合多く戦うことになるスウェーデンが、「公平性を欠く」と訴えたものだ。
スウェーデンサッカー協会のホーカン・ショーストランド事務局長は、同協会の公式サイトを通じて「スポーツの観点から見て合理的で公正であるのは、ポーランドに準決勝で新しい相手をみつけることだった。それがFIFAにとって難しいパズルであることは理解しているが、すべてのチームにとって同じ条件で戦うという原則、つまりW杯へ進むためには、2試合を戦うことと、勝利が必要であるべきだ」と不満を訴えた。
当初、FIFAは、ポーランドの対戦相手として、W杯欧州予選のグループHでロシアに次ぐ3位だったスロバキアや、欧州ネーションズリーグの結果でプレーオフに進んだオーストリアと、チェコに次ぐ成績を残していたハンガリーの3か国の繰り上げ出場を検討していたが、日程などの諸事情が絡み、ポーランドの不戦勝が決まったという。
だが、スウェーデンが訴えるように、もしチェコを破って決勝に進むことになれば、中4日しかなく、疲労やチェコ戦でなんらかのアクシデントが起きることなどを考慮すると、明らかに試合のないポーランドが有利となる。
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