Google発の自動運転車開発企業Waymoの車両が群衆に破壊される事態が発生
Googleの次世代技術を開発するX(旧Google X)発の自動運転車開発企業であるWaymoの自動運転車が、カリフォルニア州サンフランシスコで群衆に破壊されるという事態が発生しました。
現地時間の2024年2月11日21時頃、サンフランシスコのチャイナタウンでWaymoの自動運転技術を活用した無人タクシーのボンネットの上に人が飛び乗り、フロントガラスが割られ、スプレーで車体が落書きされ、窓ガラスが割れれ、最終的に車両が炎上するという事態が発生しました。自動車メディアThe Autopianの報道によると、車両が炎上してから数分後に消防車が到着したものの、その時にはすでに車両は完全に炎に包まれていたそうです。
記事作成時点ではWaymoの無人タクシーが攻撃された理由を詳細に報じているメディアはありませんが、The Vergeは「サンフランシスコ住民と自動運転車の間で高まる緊張が背景にある」と報じています。カリフォルニア州車両管理局(DMV)は2023年にWaymoの車両の1台が歩行者をはねて引きずりまわしたことを受け、同社のライバル企業であるCruiseの無人タクシーの市内での運行を一時停止しました。それ以前にも、無人タクシーが交通を遮断したり、消防車に衝突したり、進路を横切るトラックの後ろを走っていた自転車と衝突したりと、市内に混乱を引き起こしていたそうです。
サンフランシスコの規制当局と住民は、無人タクシーに年中無休で24時間運行の許可が与えられたことに反対しており、一部の住民はこれに抗議するべくWaymoの無人タクシーのボンネットの上にオレンジ色のコーンを置いて車両が動けないようにするなどしていました。
https://gigazine.net/news/20240212-crowd-destroyed-driverless-waymo-car/
続きを読む