colabo問題、「辻褄あわない」データを独自に見つけた議員から公開質問状
ネット上で物議を醸している「colabo」の不当会計騒動。そんな中、川崎市議会議員・浅野文直氏が新たな指摘を展開し話題を呼んでいる。
若年女性らの支援事業を東京都から受託している一般社団法人colabo(コラボ)。同団体が公開している実績に不審な点があるとして11日、神奈川・川崎市議会の浅野文直議員(自民党)が同団体に対し質問状を送付したことをYouTube「浅野文直ちゃんねる」内で明かした。
都に再調査を指示
暇空茜(ひまそら・あかね)氏の追及により、ネット上で声が強まっているcolabo不当会計問題。
4日、東京都監査事務局はcolaboの委託事業について一部不当な点があると認め、東京都に経費精算の再調査を指示。不適切な会計があった場合は返還請求するよう勧告した。
「中長期の宿泊支援」に不審な点?
今回の問題について、神奈川県内で独自に調査を続けている浅野議員。
7日に自身が投稿した動画では、colaboが公表している「中長期の宿泊支援」について、数字の辻褄があっていないことを指摘した。要約すると以下の内容になる。
数字のズレ
同団体は、2週間以上子供を保護したことを指す「中長期シェルターの一時保護利用」について令和3年度は7名、合計289泊だったとしている。しかし、浅野議員が神奈川県に確認したところ、令和3年度にcolaboへ委託した子供は合計4名、271泊、保護委託費として278万2658円が同団体に支給されていたことがわかった。
つまり県外の残るエリアでcolaboは3名、18泊させたという計算になるが、「2週間以上子供を3名預かって18泊になるわけはない。明らかに数字の辻褄が合わないことがこの時点で露呈している」と浅野議員。
その上で「地方自治体からの児童保護費を簿外で処理をしているのではないか、という疑念をさらに裏付けるものとなった」と振り返った。
https://mdpr.jp/news/detail/3552098
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