フォロワーさんから
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
「この論文解説をしてほしい!」
とのご質問ありがとうございます。
とうとう論文指定の質問来ましたか。
貿易商じゃなく専門家に頼みなさい。
MSG。ようは味の素の論文ですね。
「MSGで自称症状が出たという人に、
こっそりMSG入り料理を出したらどうなるか!」
(続く1 pic.twitter.com/aXgykcOO3U
「MSGに対する反応の疑いと
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
二重プラセボ対照研究の結果。」
わかりづらいですね。ざっくり説明しましょう。
実験内容はこうです。まず前提条件。
「中華料理レストラン症候群(CRS)」
という症状が1960年代にありました。
中華料理を食べた少数のアメリカ人が、
(続く2
眠気、顔面の紅潮、頭痛、体の痺れなどを
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
訴えた現象のことです。
当時はMSG(グルタミン酸ナトリウム)、
味の素のことですね。
これが原因では?と叫ばれていたのですが、
のちにいろいろな研究で
米国食品医薬品局(FDA)も
通常の食事で摂取される量では安全と言う
(続く3
見解を示しており、
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
ただMSGに関する初期の報告と研究で
メディアなどが大々的に取り上げた形。
ただこれがまた不思議なんですが
1970年代では「ほぼ報告なくなりました。」
一部の別の研究では
1960年代では日本人含む、
東アジア人に対する人種・文化的偏見が
(続く4
アメリカは特に強かったのと。
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
化学肥料を使用する農業や
食品添加物に対する反対運動が
特に強かった年代で。
「偏見と思い込み」で
そういう症状になったのでは?
という考察もありますね。60年代のことを
現代でも無農薬や食品添加物やら
強く訴えているのは歴史を感じますね。
(続く5
ようは「中華料理レストラン症候群(CRS)」は
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
思い込みこと「プラシーボ」だったのでは?
というのがこの論文。
実験内容は以下の通り。
1,自称MSG(味の素)で
障害が出たことある130人の被験者を用意した。
2,その130人にMSGを取らせる。
すると50人(38.5%)が頭痛やしびれなど
(続く6
感じていると申告する。
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3,実はその後に「プラセボ(偽薬)」を渡し
呑んでもらう。19人(14.6%)は
MSGとプラセボの両方で反応したが。
4,17人(13.1%)は、なんとプラセボだけで
「障害が発生した」と報告した。
5,その後、MSGの量を増やして、
障害の種類や、重度化が進むか確認
(続く7
6,量を増やすと予想通り、
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どんどん重度化していく。
——–
ここで区切りますね。
ここからが面白い話です。
じゃあ
「料理にMSGこと味の素を大量に入れたら
被験者たちは苦しむはず。」
そうですよね?だってMSGの量を
どんどん増やしたら障害出ましたもん。
(続く8
どうなったと思います?
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
答えは
7,
「面白いことに、MSGを食事と
一緒に摂取した場合、これらの症状はほとんど、
または全く報告されませんでした。」
こういうのを二重盲検研究と言いますが、
被験者には実験の特定の詳細を
「伏せて」食べさせます。
(続く9
ようは「MSGこと、味の素は入ってません」とか
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
そういって料理渡すわけね。
より客観的な結果を得る方法です。
しかもこの研究で次に面白いと思うのが
「一貫性の無さ」です。
再現性が無いのですね。
(続く10
MSGを摂取した人々の反応は、一貫していない。
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
「同じ人が同じ条件で再びテストされても、
同じ反応を示すことはほとんどない。」
次々、違った症状を訴えるのですね。
ふむ、おかしいですね。なんででしょうね?
おかしいですね。深くは言いませんが。
(続く11
でこの論文の終わりとしては
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
「MSG摂取と中華料理レストラン症候群(CRS)は
直接的な因果関係を確立することは
困難であると結論付けました。」
って感じの終わりね。そういう論文。
読んでて結構面白かったよ、被験者が。
そうそうちなみにだけど。
二重盲検法のMSGの実験は
(続く12
何度か行われているけど、
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
未だにMSGから中華料理店症候群が
引き起こされることは、
科学的に否定されていますね。
その後、全世界的に議論・調査をされていますが、
未だに根拠は見つかっていないのが現状ですね。
さてとサックリそんな感じですかね。
(続く13
んじゃ、あとは論文とか置いておきますわ。
— ツイ鳥「ジョージ=コクム」(森に入ったのですが怪物もおらず、ツイ鳥だけがいました。赤字貿易経営者! (@_596_) December 19, 2023
引用元1:Review of Alleged Reaction to Monosodium Glutamate and Outcome of a Multicenter Double-Blind Placebo-Controlled Study – ScienceDirecthttps://t.co/6ONTRMz25W
引用元2:中華料理店症候群 – Wikipediahttps://t.co/NQdXd4fy1k
まるで、しっぺ返し戦略(ゲーム理論)のようですわねw
— yasunoxx▼Julia/h+JP (@noisequeen) December 19, 2023
かなり昔に英BBCの検証番組で似たような実験してたのを見た。
— tocoroten (@tocoroten132) December 20, 2023
「自分達はMSGアレルギーがある」いう実験ボランティアをレストランに呼んで、MSGが入ってる料理(実は入ってない)を食べさせた結果数名アレルギーのような症状が出たというものだった https://t.co/TMB9DkGl37
中華料理を食べて具合が悪くなったという起点は本当だけど別の原因だったんだろうなと想像。
— ダイユウサク (@0_K0_K) December 20, 2023
そもそもきくらげを筆頭に農薬や漂白剤の残留とか酷い食材多いのよね。。 https://t.co/01Ez7Z1bfZ
つまり、陰謀論者は思い込み(プラセボ効果)が強すぎる故に体調を崩す、と https://t.co/QF1KsT5uTA
— ヒトト云フ名ノ獣ノ類 (@y3d26) December 20, 2023